2020年1月20日月曜日
2020年1月19日日曜日
2020年1月18日土曜日
タラシオシラの一種(Thalassiosira sp.)その2
先日掲載したものと同じ日に採集した、同じタラシオシラ属 Thalassiosiraの一種ですが、こちらはこの属では一般的な、円盤型の細胞を一列に並べた串団子状の群体を作っています。
細胞を繋ぐ粘液糸は1本ではなく数本あるようで、円盤の縁から長い刺が生えています。
細胞を繋ぐ粘液糸は1本ではなく数本あるようで、円盤の縁から長い刺が生えています。
細胞の中心付近にピントを合わせていますが、透明の粘液糸はなかなかはっきり見えません。
同じ写真でコントラストを極端に上げてみると、細胞間の粘液糸が数本あることがどうにか確認できます。
更に、暗視野でオーバー気味の露出を与えると、円盤の周縁部から伸びる長い刺が見えてきます。
円盤の外周にも細かい模様が見えます。
(2019.12.24・西舞子海岸にて採集)
2020年1月16日木曜日
2020年1月15日水曜日
タラシオシラの一種(Thalassiosira sp.)
海の珪藻で、タラシオシラ属 Thalassiosira の一種です。
この属の多くは円盤状の細胞が連結糸で一列につながった串団子状の群体を作りますが、中には多数の細胞が寒天質に包まれている種もあるようで、下の写真はそのような群体だと思います。
この属の多くは円盤状の細胞が連結糸で一列につながった串団子状の群体を作りますが、中には多数の細胞が寒天質に包まれている種もあるようで、下の写真はそのような群体だと思います。
群体は球形に近い不規則な形でしたが、写真ではカバーガラスで軽く押しつぶされています。
偏射照明にすると細胞を包む透明な寒天質がどうにか見えてきます。
寒天質は群体全体を包みこむというより、樹枝状に伸びて細胞同士をつないでいるもののように見えます。
細胞内には楕円形の葉緑体が多数。殻面の模様は全く見えません。
倍率を上げると、寒天質の他に粘液糸のようなものも見えてきます。
(2019.12.24・西舞子海岸にて採集)
2020年1月14日火曜日
キマワリアシナガバエの一種(Medetera sp.)
葉の裏や落ち葉の間を探し回っても目新しい虫が見つからないので、モチノキの幹に顔を上に向けたいつもの姿勢でとまっていたキマワリアシナガバエ(Medetera sp.)を採集して帰りました。以前のブログに掲載したものと同じ種だと思います。
これは♀。
同じ個体ですが、乾燥のためか複眼がぺしゃんこになってしまいました。
これは♂。大きな交尾器が見えます。
顔面の撮影を後回しにしていたら、複眼が全部潰れてしまったのであきらめました。
(2020.01.11・明石公園にて採集)
2020年1月13日月曜日
フタマタツノモ Ceratium furca
昨日のイカリツノモと同じ渦鞭毛藻類・ケラチウム属のフタマタツノモ Ceratium furca です。やはりイカリツノモと同様、近年の研究で Ceratium 属から新属 Tripos 属に移すことが提唱されていて、その場合の学名は Tripos furca となります。
イカリツノモよりも小型で細身なせいかカバーガラスの下でも活発に泳いでくれました。
動画です。
後方に長く伸びて鞭のように振られているのが縦鞭毛、ちょっと分かりにくいですが横溝の中でチラチラ動いているのが横鞭毛です。
(2019.12.24・西舞子海岸にて採集)
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