これはおそらくコアミケイソウ Coscinodiscus の一種で、近所の海岸でネットを曳くとごく普通に採れるものです。以前のブログに出したもの(こちら)もおそらく同じものだと思いますが、殻の周縁部から放射状に伸びる細くて長い刺を持っていて、これが前々からの疑問なのでした。
手持ちの図鑑類にはその存在について全く触れられていなくて、ネット上を探してもこの構造の確認できる画像が見つかりません。生きている細胞であれば実体顕微鏡でも簡単に見えるものなので不思議に思っていたのですが、今回改めて調べてみてようやく、珪藻の世界というサイトの被殻構造というページにその説明を見つけました。
それによればこの刺のようなものは中心珪藻に見られる有基突起という、殻外側に突出する中空の突起から放出される粘液糸で、プランクトン性の種類はそれによって浮遊性を高めているのだそうです(正確にはリンク先をご覧ください)。これまでひょっとしたら自分はものすごく珍しい種を見ているのかと思っていたのですが、そういう訳でもなかったようです。それにしても、このような明確な特徴を捉えた画像が見つからないのはなぜなんでしょうね。
手持ちの図鑑類にはその存在について全く触れられていなくて、ネット上を探してもこの構造の確認できる画像が見つかりません。生きている細胞であれば実体顕微鏡でも簡単に見えるものなので不思議に思っていたのですが、今回改めて調べてみてようやく、珪藻の世界というサイトの被殻構造というページにその説明を見つけました。
それによればこの刺のようなものは中心珪藻に見られる有基突起という、殻外側に突出する中空の突起から放出される粘液糸で、プランクトン性の種類はそれによって浮遊性を高めているのだそうです(正確にはリンク先をご覧ください)。これまでひょっとしたら自分はものすごく珍しい種を見ているのかと思っていたのですが、そういう訳でもなかったようです。それにしても、このような明確な特徴を捉えた画像が見つからないのはなぜなんでしょうね。
次は同じ日に見つけたやや小型の別種ですが、やはり同様の粘液糸が見えます。
(2019.12.26・西舞子海岸にて採集)