2020年6月9日火曜日
2020年6月8日月曜日
シロスジカバマルハキバガ
クズの葉の上にとまっていた、初めて見るきれいな蛾です。
いつものようにみんなで作る日本産蛾類図鑑V2に当たってみると、マルハキバガ科のシロスジカバマルハキバガ Promalactis suzukiella (Matsumura, 1931) で間違いなさそうです。
いつものようにみんなで作る日本産蛾類図鑑V2に当たってみると、マルハキバガ科のシロスジカバマルハキバガ Promalactis suzukiella (Matsumura, 1931) で間違いなさそうです。
頭端から翅端まで約6mm。小型ながら、色彩のコントラストの美しい蛾です。
(2020.05.28・明石公園)
2020年6月7日日曜日
イスノキミコガタフシから羽化するカタビロコバチの一種(Eurytoma sp.)つづき
昨日の記事のカタビロコバチ科 Eurytoma sp. ですが、記事の後半に登場した雌雄を採集して帰り、深度合成撮影しました。
まず♀から。
産卵管はさすがに鋭く尖っています。
次は♂。
BABAさんのブログに登場した♂によく似ていますが、触角の構造が少し異なります。世界で千種も記載されているそうですから、酷似種がごまんといるんでしょうね。
左右の触角が重なって見苦しい画像になってしまいました。
翅を拡げて撮影するべきなんですが、壊してしまいそうでやめておきました。
(2020.05.28・明石公園にて採集)
2020年6月5日金曜日
イスノキミコガタフシから羽化するカタビロコバチの一種(Eurytoma sp.)
いつもの公園のイスノキで、今年もたくさんのカタビロコバチが見られました。♂はせわしなく動き回って♀の羽化を待っている様子で、またすでに羽化してきた♀はまだ小さな今年の実に産卵しています。このカタビロコバチは2016年、2017年、2019年と、毎年のようにこの場所で観察していて、世界で1000種以上が知られているという Eurytoma 属の一種のようです。
このイスノキの実にはイスノキハリオタマバエと思われるタマバエが寄生していて、そのせいで大きく成長できなかった実(虫こぶとしてイスノキミコガタフシと呼ばれます)に残された蛹殻が毎年たくさん見られます。この4月には羽化直後の成虫も見ることが出来ました。両種の個体数の多さから考えて、例年同じ木から発生するカタビロコバチはこのタマバエに寄生しているものと思われます。
このイスノキの実にはイスノキハリオタマバエと思われるタマバエが寄生していて、そのせいで大きく成長できなかった実(虫こぶとしてイスノキミコガタフシと呼ばれます)に残された蛹殻が毎年たくさん見られます。この4月には羽化直後の成虫も見ることが出来ました。両種の個体数の多さから考えて、例年同じ木から発生するカタビロコバチはこのタマバエに寄生しているものと思われます。
♀の羽化を待つ♂。他にも2、3匹の♂が周囲をうろついていましたが、枝をつまんで撮影を始めるとこの1匹を残して散ってしまいました。
♀は穴の縁を齧って拡げながら頭を出してきます。
♀の触角にはまだ蛹殻が残っていて、それを脚でしごいて落とします。
個の雌雄はあまり体格に差がありません。
こちらは近くにいた別の雌雄。かなり大きさが違います。
♂が♀の顔を覗き込むような動作を繰り返していました。
同じ木で、♀が産卵しているのは今年ついた新しい実です。すでにタマバエに寄生されているのでしょうか。
(2020.05.28・明石公園)
2020年6月4日木曜日
ヒトデ類のビピンナリア幼生
ヒトデの仲間のビピンナリア期幼生(bipinnaria larva)です。ほぼ無色透明で、細かな繊毛の運動以外にほとんど動きもありませんが、この姿でゆっくりと水中を進むところは見ていて飽きません。
以前のブログでも同じタイトルで2度(2012.03.14と2013.02.16)出しているのですが、それらは繊毛帯の突起がかなり長く伸びているのでビピンナリアの次の段階のブラキオラリア(Bipinnaria)とした方が良いのかも知れません。そのブラキオラリア期の後期の、吸盤ができ始めた状態のものもこちらに出しています。
以前のブログでも同じタイトルで2度(2012.03.14と2013.02.16)出しているのですが、それらは繊毛帯の突起がかなり長く伸びているのでビピンナリアの次の段階のブラキオラリア(Bipinnaria)とした方が良いのかも知れません。そのブラキオラリア期の後期の、吸盤ができ始めた状態のものもこちらに出しています。
目立つ動きもありませんが、動画です。
(2020.04.24・西舞子海岸にて採集)
2020年6月3日水曜日
2020年6月1日月曜日
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