田植えの終わった近所の田んぼで、水面に張った緑色の膜のようなものを掬ってきて顕微鏡で眺めてみると、予想通り夥しい数のミドリムシが泳いでいました。
ミドリムシが自由に動き回れるように水の層を厚めにとっているのですが、そうすると明るく照明された視野に向かって周りからどんどん集まってくるので、重なり合って見苦しい画面になってしまいます。
明視野の方がすっきり見えるようです。
次の動画では大多数の、全体が緑色のタイプの他にやや小型で後半部が赤いものや、さらに小型で動きの非常に速いもの、それにユードリナやパンドリナも顔を出します。
次は薄めにマウントして少し動きの落ち着いたところを撮ったものです。
動画では鞭毛の動きがよく見えます。
こんなに忙しく鞭毛を打ち振るのは何のためなんでしょうか。
(2020.06.26・神戸市西区の水田にて採集)