2020年8月3日月曜日
2020年8月2日日曜日
雄を捕えたシオヤアブ雌
アラカシの幹に獲物を抱えたシオヤアブがとまっているので見に行くと、同種の♂を捕えた♀でした。
こういう場面は以前にも見たことがありますが、この逆、つまり♂が♀を獲物にするということはあるんでしょうか。
(2020.07.20・明石公園)
2020年8月1日土曜日
ナベカムリ3種(Arcella spp.)
水田で採ってきた水の中にいたナベカムリ(Arcella)の仲間です。
その1
その1
殻の形がきれいな円形ではなく、70X80μmほどの少しいびつな楕円形です。こういう厚みのあるサンプルを検鏡する際には、押しつぶさないようにカバーガラスの下に適当な下駄を履かせて間隔を保っているのですが、このナベカムリは開口部を下に向けてスライドガラス上を這っているので、仮足にピントを合わせるためには作動距離の小さな高倍率の対物レンズが使えません。
殻の色が薄いので内部の様子がよく見えます。開口部の周囲の緑色の粒は取り込んだ餌(小型のミドリムシ?)でしょうか。
その2
これは開口部を上に向けてカバーガラスにくっついています。遠慮がちに仮足を伸ばしますがあまり動いてくれませんでした。殻は円形で直径約70μm。規則正しい網目模様が見えます。
その3
殻形約80μm。「その2」と似ていますが、殻は網目ではなく皺状の模様に覆われているので別種でしょう。これもカバーガラスの下面を、盛んに仮足を出して這っていました。
(2020.06.26・神戸市西区の水田にて採集)
2020年7月30日木曜日
2020年7月29日水曜日
2020年7月27日月曜日
2020年7月26日日曜日
ナガコバチ科 Anastatus sp. とキマダラカメムシの卵
この公園でも今話題のクビアカツヤカミキリの被害が出ているんでしょうか、1本のサクラの幹に樹脂製のネットが巻き付けられていて、そのネットにカメムシの卵がくっついていました。そしてその上にはお馴染みのナガコバチが。
卵は、その色や大きさからキマダラカメムシのもので間違いないでしょう。そしてその上にとまっているハチはナガコバチ科 Anastatus 属の一種の♀のようです。
体長は約3mm。昆虫の卵で育つ寄生バチで、産卵のために来たものでしょう。以前、もっと小さなカメムシ卵からこの Anastatus の♂ばかりが羽化してくるのを見たことがありますが、このキマダラカメムシの卵なら♀が育つのに充分な大きさがありそうです。
産卵シーンを期待してしばらく見ていましたがそのような動きは見せず、やがてネットの裏に回ってしまいました。
しばし待ってから弛んだネットをそっと持ち上げて覗き込んでみましたが、やはり何かを待っているようにじっと静止したままです。仕方なく一旦その場を離れ、1時間ほど後に戻ってみるとハチは姿を消していました。すでに産卵を終えていたのか、何らかの理由で産卵できなかったのか、どちらかなのでしょう。
(2020.07.18・明石公園)
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