アラカシの幹に、顔をうずめるようにしてしがみついていた真っ黒なゾウムシ。あまりに色が違うので最初分かりませんでしたが、以前のブログで二度(2015.05.23、2018.07.26)掲載しているクワノコブコブゾウムシ Styanax kuwanoi のようです。
稀種とされていますが、この公園ではそこそこ繁栄しているのかも知れません。
稀種とされていますが、この公園ではそこそこ繁栄しているのかも知れません。
体長は約7.7mm。以前見た個体はどちらも茶色っぽい鱗片に覆われていましたが、この個体には鱗片ほとんどなく全身黒光りしています。この写真では見えにくいですが左前・中脚の跗節が失われています。
上翅の基部に近い方には顕著な瘤。
前胸背板は大仏さんの頭のようです。
幹にしがみついたまま顔を見せてくれないので、引きはがして近くの切り株に移してやると歩きはじめました。
太短い吻も特徴の一つ。
裏返して腹面も撮らせてもらいました。
(2020.07.18・明石公園)