繊毛虫が続きますが、今回はメンガタミズケムシという和名のついているアスピディスカ(Aspidisca sp.)です。腹側の太い刺毛でカバーガラスの下面を歩きまわっているところを撮りました。
以下、少しづつピント位置を変えて撮っています。この写真では頭端が左上、口は右下になります。
これはほぼカバーガラスの下面にピントが合っています。周囲の小さな粒々はバクテリアでしょう。太い刺毛は多数の繊毛が束ねられたものだということが分かると思います。
レンズから見ると裏側になりますが、背面にピントを合わせています。図鑑などには背面に稜のある種がよく紹介されていますが、それはそれが無い種のようです。
刺毛を脚のように使ってちょこまかと歩き回る様子はなかなかかわいいものです。
動画でご覧ください。
(2021.01.05・明石公園 桜堀にて採集/2021.01.12・撮影)