今年もイスノキの実のゴールからタマバエ(イスノキハリオタマバエ、またはイスノキミタマバエ asphondylia sp.)が羽化してくるころだと思って見に行きましたが、すでにシーズンは終わったのかあちこちの実に空の蛹殻が残されているだけです。ただその中で1匹だけ、羽化に失敗した遺骸が風に揺れていました。
2021年4月22日木曜日
2021年4月20日火曜日
カシケクダアブラムシに産卵するアブラバチの一種
アラカシの新葉の裏で、カシケクダアブラムシを狙っていたアブラバチ(コマユバチ科アブラバチ亜科 Aphidiinae の一種)です。アブラムシはちょうど越冬卵から孵化した幹母が産卵を始めたところで、1匹の幹母と数匹の1齢幼虫からなる小集団があちこちの葉で見られましたが、アブラバチは特にその幼虫を狙っているように見えました。ハチは大きく拡げた脚の間から腹部を伸ばして産卵管を突き刺すのですが、とても動きが早く、何度かチャンスがあったものの状況がよく分かる写真は撮れませんでした。
2021年4月19日月曜日
チビヒョウタンゾウムシ(深度合成)
落ち葉や石の下からよく見つかる、チビヒョウタンゾウムシ Myosides seriehispidus です。珍しくもないゾウムシですが体表を覆う鱗片が面白いので、今回は採集して深度合成してみました。
2021年4月18日日曜日
翅の短いトビコバチ科の一種(Encyrtidae gen sp.)
落ち葉めくりをしていたら、小さくて丸っこい真っ黒なハチが出てきました。
持ち帰ってSTACK撮影したのが下の画像ですが、翅がごく短いという以外の目立つ特徴もないトビコバチで、属の見当もつきません。
2021年4月15日木曜日
マルトビムシの一種
先日のクモスケダニの記事にもちょっと顔を出しましたが、伐採木の樹皮の下に小さなマルトビムシが沢山いました。多分すべて同じ種なんだろうと思いますが、 大きな個体で体長0.6mmくらい、一番小さなものでは0.3mmにとどきません。小さな個体はおそらく幼虫だと思います。
2021年4月11日日曜日
クモスケダニ科の一種(Eremobelba sp.)
先日のイレコダニと同じ、積み上げられて腐朽の進んだ伐採木の樹皮の下にいたダニです。
以前掲載したヤマトクモスケダニ Eremobelba japonica によく似ていますが別種のようで、サイズもひと回り小型です。日本産土壌動物検索図鑑によれば日本産のクモスケダニ科は1属3種というこですが、図版では“背毛は縮れ毛。背面に亀甲模様なし”と“背毛は直毛。背面に亀甲模様あり”の二つのタイプが示されています。ヤマトクモスケダニは前者で、今回の種は後者のタイプのようですが、種名は分からないので Eremobelba sp. としておきます。
2021年4月9日金曜日
クロスジコウガイビル?
コケの間を見え隠れしながら這っていた、長さ3センチばかりの小さなコウガイビルです。背中を1本の黒い線が走っているので、クロスジコウガイビルという種なのかも知れません。