久しぶりに撮影したホソヒョウタンカスミカメ Pilophorus erraticus です。サクラの葉の裏にいました。以前のブログでもちょうど10年前に一度掲載しています。その時はシャリンバイに多数、また幼虫も混じっていたのですが、今回見つけたのは1匹だけで、幼虫の姿も見ませんでした。この仲間は姿が良くて好きなのですが、逃げ足が速くて撮りにくい連中です。
2021年6月30日水曜日
2021年6月29日火曜日
ネズミモチの虫こぶ(?)に産卵するヒメコバチとコマユバチ
ネズミモチの花序で産卵していたコマユバチとヒメコバチです。ネズミモチの蕾や実にはイボタミタマバエが寄生してゴールを作るので、どちらもその寄生者ではないかと考えています。
まずコマユバチですが、これは昨年6月にこの同じネズミモチの蕾にできたゴール(ネズミモチツボミトジフシ)から出てきたもの、また7月に同じ植物の実(ネズミモチミミドリフシ?)に産卵していたものと同種のようです。
歩き回りながらあちこちで針を突き刺していました。
2021年6月28日月曜日
ヒメグンバイの幼虫たち
10日程前に見たアベマキで、たくさんの葉にヒメグンバイ Uhlerites debilis の産卵跡があったのを憶えていたので孵化の様子が見られないかと覗いてみましたが、すでにほとんど生れた後だったようでどの葉の裏にも大小の幼虫が集まっているばかりでした。
一番大きなもので4齢くらいでしょうか。
脱皮中のもいました。3齢→4齢かな。(以下撮影倍率は同じです。)
もっと小さいのも脱皮していました。2齢→3齢くらいでしょうか。
さらに小さいのも。1齢→2齢?
グンバイカスミカメ Stethoconus japonicus の若齢幼虫もいました。体長は約1.1mm。グンバイ専門の捕食者です。今回は食事風景は見られませんでした。
(2021.06.21・明石公園)
2021年6月27日日曜日
緑藻類3種(デスモデスムス、セレナストルム、レンマーマンニア)
デスモデスムス
従来セネデスムス Scenedesmus 属(イカダモ)に含められていたのですが、最近になってこの属が分割され、ここに出したようなタイプの種はデスモデスムス Desmodesmus 属に移されたそうです。トゲイカダモという和名が付けられています。
レンマーマンニア
これも最近までクルキゲニア Crucigenia 属とされていたものですが、現在ではレンマーマンニア Lemmermannia 属に移されています。三角形の細胞が集まって群体を作っていますが、私にはユニット折り紙で作った箱のように見えます。海外サイトの画像で多数見られる Lemmermannia tetrapedia という種ではないかと思います。
セレナストルム
ムレミカヅキモという和名の付けられたセレナストルム Selenastrum 属です。三日月形の細胞が2個づつ一組になって、円弧の外側で互いにくっついています。
(2021.05.23・姫路市 姫山公園の池にて採集)
2021年6月25日金曜日
一昨年、昨年に続き明石での昆虫写真展に参加します(こちら)。
場所は前2回と同じ明石アスピア スマイルギャラリー(アスピア北館3階通路)、
期間は明日6月26日(土)より7月15日(木)、10時から20時(6月中は10時から18時)、
ただし初日は13時から、最終日は16時までの展示です。
2021年6月24日木曜日
ミドリヒメカゲロウ
桜の葉裏にミドリヒメカゲロウ Notiobiella subolivacea がいました。珍しい種でもないんでしょうがこれまでほとんどご縁が無くて、この前撮影したのは10年以上前のフィルムカメラ時代でした。
体長約7mm、前翅長6.5mmくらいです。
赤い目玉の顔をアップで撮りたかったのですが、逃げられました。
(2021.06.21・明石公園)
2021年6月23日水曜日
産卵中のキマダラカメムシ
桜の木の下をいつものよう頭上を見上げながら歩いていると、産卵中のキマダラカメムシ Erthesina fullo が見つかりました。ここ数年の間にこのあたりでも最普通種になったキマダラですが、産卵を見るのは初めてです。この種の1回の産卵数は12個が標準のようですが、発見時にはすでに11個の卵が並んでいて、撮影している間に最後の1個を産みつけて立ち去ってしまいました。
この種に限らず、葉の裏などに産み付けられたカメムシ卵はコバチ類に寄生される確率がかなり高いようです。これらの卵は無事孵化できるんでしょうか。昨年撮った孵化幼虫の写真はこちらに出しています。
(2021.06.21・明石公園)
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