2021年7月19日月曜日

ミドリムシの一種(Euglena sp.)

 昨年出したものと同じ場所で採集したミドリムシです。格好もよく似ていますが今回の方がやや大きく、細胞内の葉緑体やパラミロン粒などの粒子の様子もかなり違うので別種ではないかと思います。




以上3カットと以下2カットは別個体です。



動画です。


何度見てもこの鞭毛の動きは不思議です。一般的には遊泳器官と説明されていて、多くの鞭毛虫にはそれが当てはまると思いますが、このタイプのミドリムシの場合たいして推進力を生みだしているようには見えないし、同じ場所に留まってユーグレナ運動をしている最中にも鞭毛は忙しく動いています。またこの鞭毛を失った個体を見かけることがありますが、仲間と変わりなくゆっくりと泳いでいます。何か他の説明は無いんでしょうか。

(2021.06.11・神戸市西区の水田にて採集)

2021年7月18日日曜日

シオヤアブ交尾

 梅雨明けの日差しのもと、イヌビワの枝で交尾していたシオヤアブです。
ここ10年来、年を追うごとに目に見えて虫が減ってきている気がしますが、この人たちは健在のようです。こんな大食いがやっていけるくらいだからまだ大丈夫、と言えればいいんですが。

(2021.07.17・明石公園)

2021年7月17日土曜日

クチナガハリバエ

クチナガハリバエ Prosena siberita はコガネムシ類に寄生するそうですが、その習性と関係があるのか無いのか、木の幹に頭を下に向けてとまっている姿をよく見かけます。

1本の木の周囲に3匹もいました。


これは別個体。長い口吻は食事の際にはこちらのように折りたたまれた基部が延びて更に長くなり、先端も拡がるようです。

(2021.07.17・明石公園)

2021年7月15日木曜日

ヤマシロオニグモ

 大きな獲物を捕えていたヤマシロオニグモ。♀だと思いますが、体長は8mmくらいなので幼体でしょう。獲物はムシヒキアブのようですが、よく見えません。


(2021.06.01・明石公園)

2021年7月14日水曜日

キイロシリアゲアリ

 切り株の上に集まっていたキイロシリアゲアリ Crematogaster osakensis です。
最近はこのアリを見た人から話題のヒアリではないかという問い合わせが関係方面にあったりするそうですが、美しくて好きなアリの一つです。



(2021.06.21・明石公園)

2021年7月13日火曜日

キレコミクンショウモ

 キレコミクンショウモ Stauridium tetras はひと月ほど前にも掲載しましたが、その後もう少し分かりやすい写真が撮れたので再掲。各細胞に1個づつのピレノイドがよく見えます。


細胞数8の群体です。


これは16個。

これも16個。ネット上の画像を探すと4細胞の群体は出てきますが16個を超えるものは見当たらないようです。

(2021.05.23・姫路市 姫山公園の池にて採集/06.04・撮影)

2021年7月11日日曜日

キマダラカミキリ

 アラカシの枝にいたキマダラカミキリ(キマダラミヤマカミキリ)Aeolesthes chrysothrix です。体長約28mm。



(2021.05.26・明石公園)