2個のツボカムリが互いに開口部をくっつけているのを見つけました。最初は接合かと思いましたが、どうやら細胞分裂の最終段階だったようです。見ているうちに二つの殻の境い目から触手が伸びはじめ、やがて分離してそれぞれ反対方向に別れていきました。この次の機会にはもっと初期の、殻が括れはじめた段階から観察してみたいものです。
(2021.08.06・明石公園の池にて採集)
2個のツボカムリが互いに開口部をくっつけているのを見つけました。最初は接合かと思いましたが、どうやら細胞分裂の最終段階だったようです。見ているうちに二つの殻の境い目から触手が伸びはじめ、やがて分離してそれぞれ反対方向に別れていきました。この次の機会にはもっと初期の、殻が括れはじめた段階から観察してみたいものです。
頭上のサクラの葉を見上げていると、なにやら同じ形の影が二つ並んで見えるのでそっと引き下ろしてみるとクロミャクチャタテ Sigmatoneura kolbei の翅でした。クモにでも食われたのでしょう。この場所ではほとんど見た覚えのないチャタテですが、こんな形でも棲息は確認できたわけです。
細胞分裂中の、アンフィレプタス(Amphileptus sp.)と思われる繊毛虫を見つけました。
アベマキの葉の裏にいたイノコヅチカメノコハムシ Cassida japana です。見つけた時は脚も触角も隠してぺったりと葉にくっついていましたが、撮影を始めると触角が出てきて、やがて不承不承といった感じで身を起して歩きだしました。体長約5mmです。
シャリンバイの葉裏にあまり見かけないハエトリがいると思って撮影したのですが、メスジロハエトリ Phintella versicolor のようです。綺麗なクモですが、今回は逃げ回られてうまく撮れませんでした。以前のブログに出した♀も同じ場所で撮っていたのでまたの機会を待つことにします。体長は約6mmです。