2021年11月20日土曜日

サメハダツブノミハムシ

 アカメガシワでは常連のサメハダツブノミハムシ Aphthona strigosa です。気温が下がってきたせいか葉をつまんでも逃げもせずに撮らせてくれました。体長2.5mmくらいです。



眉根に皺を寄せて怒ったような面付です。
ところでこのハムシ、成虫はいくらでも見つかるのですがそれらしい幼虫はまだ見たことがありません。アカメガシワのどのあたりで大きくなるんでしょうかね。

(2021.11.15・明石公園)

2021年11月19日金曜日

ナシケンモンの幼虫

 アカメガシワの葉の上に乗っていた赤い毛虫です。ナシケンモン Viminia rumicis の幼虫だと思いますが、体長が35mmくらいあるので終齢でしょう。周りの葉には食痕もなく、ちょっと不自然な感じがしたのですが、蛹化前の静止状態なのかも知れません。


じっとして動かないので各部のアップを撮っておきました。毛虫の毛や棘は種によって様々で面白いものですが、この毛虫は鋭い棘の間から多数のごく細い羽毛状の毛が生えています。






(2021.11.15・明石公園)

2021年11月17日水曜日

マルトビムシの一種

 落ち葉をひっくり返したりしているとよく見つかる、お尻の両側に白い紋のあるマルトビムシです。濡れ落ち葉の裏にいました。側面から撮れなかったので体長は分かりませんが、画面長辺が約1.4mmです。


(2021.11.15・明石公園)

2021年11月15日月曜日

アオムキミジンコの一種(Scapholeberis sp.)

ネタがないので5月の写真です。
種の特徴がはっきり写っていないので確実ではありませんが、おそらくタイリクアオムキミジンコ Scapholeberis kingi だと思います。


正面から。


背面から。

(2021.05.24・姫路市 姫山公園の池にて採集)

2021年11月13日土曜日

ヌサガタケイソウの一種?

わりあい大型の種なので撮影してみた珪藻です。ヌサガタケイソウ(Tabellaria 属)か、でなければオビケイソウ(Fragilaria 属)あたりが近そうな気はしていますが、どちらでもないかも知れません。殻の表面に並んでいる細かな点紋がきれいです。




(2021.08.31・明石公園 桜堀にて採集)

2021年11月11日木曜日

ユスリカを捕えたアリグモ幼体

 モチノキでユスリカの仲間を捕えていたアリグモ Myrmarachne japonica の幼体です。

若齢で、体長約2.5mm。



ハエトリグモの仲間は網膜の動きによって主眼の色が変わります。



(2021.11.04・明石公園)

2021年11月9日火曜日

蛾の卵と孵化幼虫

 ヨウシュヤマゴボウの葉の裏に産み付けられていた蛾の卵です。おそらくヤガ科の一種で、昨年出したものと同じか、近い種ではないかと思います。

1個画面からはみ出しましたが、数えると176個。その数をこれだけ整然と産み付けるのにどのくらいの時間がかかるんでしょうか。

卵の直径は0.6mmくらいです

一週間後に覗いてみると、孵化が始まっていました。
* 2021.11.16・訂正*
同じ株の葉についていたので同じ卵塊と思い込んでいましたが、あらためて写真を見て一週間前のものとは別の卵塊であることに気がつきました。同種だと思いますが、同じ♀が産んだものでしょうか。

20匹足らずが孵化してきたようですが、残った卵のうち黒く変色しているのは寄生されているのか、あるいは死んでしまったんでしょうか。


空になった卵殻はあらかた孵化幼虫に食べられて残っていませんが、その底、と言うか葉面への接着面は金色に光っています。


(2021.10.30/11.04・明石公園)