アラカシの幹にとまっていたフジホソガ Psydrocercops wisteriae です。以前のブログでも一度掲載していて、やはり12月の撮影でした。2月にも撮っているので、成虫で越冬するんでしょう。食草のフジの上ではまだ見たことがありません。頭端から翅端まで約4.3mmです。
(2021.12.09・明石公園)
前回の記事から約一か月半後、同じ池ではやはり多数のプレオドリナ(Pleodorina sp.)が採集できました。ただ今回は分裂中の細胞や脱出間近の娘群体を持った群体も多く、親群体から娘群体が出ていく場面も見られました。
2か月も前に撮影したものですが、以前のブログで一度出している、ボルボックスの仲間のプレオドリナ Pleodorina です。よく似たユードリナなどと違ってあまり多いものではないという印象があったので、いつも採集している池で大量に採れたのにちょっと驚きました。
昨日の記事の続きで、二日後に撮影した♂の羽化の様子です。
11月4日に幼虫が孵化しているのを見た蛾の卵塊を、同月15日に再び見に行きました。
前回から11日経ってすでに幼虫の姿はなく、大半の卵は元の形のまま残っていて、その多くは黒く変色しています。寄生バチの仕業でしょう。どんなハチが出てくるのか見てやろうと持ち帰りました。イヌビワの葉の上に載っていた♂のクロスジフユエダシャク Pachyerannis obliquaria です。♀は以前のブログに一度掲載していますが、ここ数年見る機会がありません。♂がいるからには♀もどこかにいるんでしょうが、この日もお目にはかかれませんでした。
上の葉が邪魔をして、翅が片ボケしてしまいました。前翅長16mmくらいです。代表的な海の浮遊珪藻、キートセロス(キートケロス、ツノケイソウ)属の2種です。以前のブログでも同じようなものを出していますが、今回は深度合成しました。それぞれ暗視野と偏斜照明で撮影しましたが、きれいに仕上げるのは難しいですね。