以前のブログでチャタテムシの幼虫を襲うハエを掲載したことがありますが、この日ほぼ11年ぶりに同様の行動を見ることが出来ました。今回はシャリンバイの葉裏で、獲物はナシミドリオオアブラムシの無翅成虫です。ハエの方は前回と同じヒメイエバエ科 Fannia 属の一種のようで、写真で見た限りでは違いが見つけられず、同種かも知れません。口器で獲物を押し潰し、その体液を舐めている様子も前回と同じです。ひとしきり舐めていた後、ねばつく獲物の残骸を前脚を使って口器から引き離しましたが、その後長い間前脚をすり合わせたり口器で舐めたりして手入れをしているようでした。
2023年1月3日火曜日
2023年1月2日月曜日
キゴシハナアブ(深度合成)
昨日の記事に1枚だけ出したキゴシハナアブ Eristalinus quinquestriatus の深度合成画像の続きです。電灯のカバーの上の埃っぽいところで捕まえたせいか、ゴミだらけでした。
(2022.12.07・神戸市垂水区)
2023年1月1日日曜日
謹賀新年 2023
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
2022年12月31日土曜日
共生藻を持ったディディニウム
ディディニウム(Didinium)は以前のブログにも一度出していますが、特徴的な形をした繊毛虫です。ゾウリムシ類を捕食するそうですが、その現場はまだ見たことがありません。
前回、今回ともに細胞内に緑色の粒が多数含まれているのが見えますが、これは共生藻類ではないかと思っています。
円筒形の細胞の前縁付近と中央付近を繊毛列が取り巻いています。
(2022.12.21・明石公園桜堀にて採集)
2022年12月30日金曜日
越冬前?のクスベニヒラタカスミカメ
2022年12月28日水曜日
落ち葉の間で越冬するサビヒョウタンナガカメムシ
キリの幼木の下に積もった落ち葉をかき分けるとサビヒョウタンナガカメムシ Horridipamera inconspicua の成虫や幼虫がたくさん出てきました。しかし乾燥して丸まった枯葉を片手で拡げながらピントを合わせるのは難しく、カメムシたちもあまりじっとしていてくれません。結局、撮影できたのは下の3匹だけでした。以前のブログでも海岸の石の下で越冬していた成虫を出しています。
成虫の体長は5.5mmくらいです。約4.5mmの幼虫。
(2022.12.09・明石公園)
2022年12月27日火曜日
トビコバチ科 Metaphycus sp.
白黒に色分けされた触角が印象的なトビコバチです。初見の種かと思っていたのですが、帰宅して調べてみると以前のブログに Metaphycus sp. として出していました。おそらく同種でしょう。北隆館の大図鑑に掲載されているタマカタカイガラトビコバチ M. dispar と同属で、この属は全てカタカイガラムシ科に寄生するそうです。すぐに歩きはじめてじっくり撮れないので持ち帰ってスタック撮影をしようと思ったのですが、逃げられました。体長約1.4mmです。
(2022.12.16・明石公園)
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