ヤツデの葉柄に張り付いていた脚の長い小さなクモです。体長が2.5mmほどしかないので幼体かも知れませんが、触肢が膨れているので♂でしょう。初めて見たような気がするのであちこちネット上の画像を探してみたのですが、似たものが見つかりません。なにものでしょうか。
2023年1月23日月曜日
2023年1月22日日曜日
Neanastaus albitarsis(ナガコバチ科)
2023年1月19日木曜日
2023年1月18日水曜日
オビケイソウの一種(深度合成)
これは以前の記事でヌサガタケイソウの一種?として出したものと同じ種だと思いますが、あらためて調べてみるとヌサガタケイソウ(Tabellaria 属)ではなくオビケイソウ(Fragilaria 属)の仲間のようです。一見平べったく見えますが、細胞の中央付近が結構膨らんでいて、1枚撮りではたとえ表面だけでも全体にピントを合わせることができません。カバーガラスで押さえるとすぐに被殻が破れて内容物が流れ出してしまいます。で、今回は深度合成をしてみました。1枚目と3枚目は偏斜照明、2枚目は微分干渉です。前回の一枚撮りに比べると比較内部の様子がよく分かると思いますが、反面全体にざらついたような荒れた感じになって、あまりすっきりした画像とは言えません。深度合成は難しいですね。
2023年1月15日日曜日
幹を上るオオワラジカイガラムシ?幼虫
何か面白い虫でもおらんかとモッコクの幹をじぃっと眺めていると、下の方から小さな虫が上ってくるのに気づきました。ワラジカイガラムシの仲間のようです。よく探すと同じ幹や、近くの別のモッコクで何匹も見つかりました。体長は1.7mm前後で、中には右往左往する奴もいますがおおむね上へ上へとひたすら上っていきます。いずれどこかに落ち着いて吸汁を始めるんだろうと思いましたが、手の届く高さに枝が出ていないので行先は見届けられませんでした。
「庭木・樹木類に寄生するカイガラムシの種類と生態」(河合省三)のオオワラジカイガラムシ Drosicha corpulenta の項を見ると、「樹皮の割目、落葉の下等で綿塊状の卵のうを形成して産卵」し、「卵は12月上~下旬にふ化」とあります。かなり多種の樹木に寄生するそうなので、この幼虫たちも同種かも知れません。一応木の根元の辺りで発生源を探してみましたが、つきとめられませんでした。
ここまで書いた後で以前の記事を探してみると、ちょうど10年前にも同じものを撮っていました。目新しいものにはなかなか出会えません。
2023年1月13日金曜日
アミメクサカゲロウ
この冬初めてのアミメクサカゲロウ Apochrysa matsumurae です。例年この季節、常緑樹の葉の裏で越冬している姿がごく普通に見られたものですが、ここしばらく目にしていませんでした。最近、以前は普通種だと思っていた虫に、気がつけばなかなかお目にかかれなくなっているということが多くなりました。