これはマダラニセケチャタテ Pseudocaecilius maculosus だと思います。サクラの葉の裏で、粗く縦横に糸をかけてその下でじっとしていました。以前のブログでも2度(2011.10.13,2012.01.05)出していますが、今回は複眼が大きいので♂でしょう。体長約2.1mm、翅端まで3mmです。
このような翅脈異常は以前にもヨツモンホソチャタテで見たことがあって、チャタテムシ類では珍しくないことなのかも知れません。
これはマダラニセケチャタテ Pseudocaecilius maculosus だと思います。サクラの葉の裏で、粗く縦横に糸をかけてその下でじっとしていました。以前のブログでも2度(2011.10.13,2012.01.05)出していますが、今回は複眼が大きいので♂でしょう。体長約2.1mm、翅端まで3mmです。
立ち枯れたウバメガシに生えたキノコに、2匹のキノコヒゲナガゾウムシ Euparius oculatus がきていました。どちらも全身真っ黒ですが、このゾウムシには体色に2型があり、こちらのように褐色の毛が生えたタイプもいます。どちらかと言えばこのような黒色型は少数派でしょう。1匹がキノコを食べていて、その後ろにやや小型の個体が控えていました。大きいのが♀で後ろの小さい方が♂だろうかと想像してしまいましたが、見当はずれかも知れません。
朽木の上をすべるように移動するコウガイビル。扇形に広がった頭部をわずかに浮かせて、木の表面にはほとんど触れることなくその凹凸に応じて自在に形を変えながら進んでいきます。何か非常に高感度のセンサーを備えているかのような滑らかで正確な動きは見ていて飽きません。不思議な生き物です。
イノコヅチの葉の上に小さなハムシがいると思ってカメラを向けると、黒いカスミカメムシでした。以前にも出したオオクロトビカスミカメ Ectometopterus micantulus です。たくさんいたのですが逃げ足が速く、葉に触るとすぐにぴょんと跳ねたり葉の裏にまわったり、それを猛暑の中しつこく追い回して撮りました。幼虫もいたので多分このイノコヅチで発生しているんでしょう。日本原色カメムシ図鑑には「暖地のカボチャ畑や海浜の草むらに多い」とありますが、前回の記事もイノコヅチの上で撮ったものでした。
実物を見たことがなくても名前くらいは誰でも知っている、ゾウリムシ(Paramecium)の一種です。この前出したのがいつだったかと調べてみると、すでに12年も経っていました(こちら)。どちらも同じ微分干渉・ストロボ撮影ですが、12年前とは機材も替わり、少しは要領もよくなっているので画質もいくらか改善されたと思います。
水田で採ってきたサンプルで、採集当日に見た時にはほとんど見かけなかったのが、室内に数日放置していた後で調べると大量に泳ぎ回っていました。