昨日の記事の続きで、二日後に撮影した♂の羽化の様子です。
蛾の卵殻の横腹に穴を開けて顔を出しました。
先に羽化した♂が調べに来ましたが、すぐに立ち去りました。
お祭り騒ぎの♀の羽化と違って静かな登場です。
タマゴコバチ科 Trichogrammatidae の一種です。
動画は別の♂です。
(2021.11.28・自宅)
昨日の記事の続きで、二日後に撮影した♂の羽化の様子です。
11月4日に幼虫が孵化しているのを見た蛾の卵塊を、同月15日に再び見に行きました。
前回から11日経ってすでに幼虫の姿はなく、大半の卵は元の形のまま残っていて、その多くは黒く変色しています。寄生バチの仕業でしょう。どんなハチが出てくるのか見てやろうと持ち帰りました。イヌビワの葉の上に載っていた♂のクロスジフユエダシャク Pachyerannis obliquaria です。♀は以前のブログに一度掲載していますが、ここ数年見る機会がありません。♂がいるからには♀もどこかにいるんでしょうが、この日もお目にはかかれませんでした。
上の葉が邪魔をして、翅が片ボケしてしまいました。前翅長16mmくらいです。代表的な海の浮遊珪藻、キートセロス(キートケロス、ツノケイソウ)属の2種です。以前のブログでも同じようなものを出していますが、今回は深度合成しました。それぞれ暗視野と偏斜照明で撮影しましたが、きれいに仕上げるのは難しいですね。
以前のブログにも一度出していますが、ウズムシ類のミュラー型幼生 Müller's larva です。同種かどうかは分かりませんが、今回の方が小さく、「腕」の突出も弱いので、やや齢が若いのかも知れません。