石垣の下の吹き溜まりにキリの枯葉が積もっていて、いかにも何か隠れていそうに見えるのですが、乾いてクシャクシャになった葉を片端から拡げて回ってもほとんど何も見つかりません。それでもめげずに探し続けているとこんなものが出てきました。最初ミナミアオカメムシの体色変異だろうと思って撮影したのですが、画像をよく見るとイチモンジカメムシ Piezodorus hybneri のようです。久しぶりに見る種で、そう言えばこんなカメムシもいたんだなあ、と思い出しました。この公園では初めてかも知れません。
前胸背の赤っぽい色の横帯が目立ちますが、この部分が淡紅色から赤色なのが♂、淡緑色から白色なのが♀ということなので、これは♂でしょう。
2025年12月31日水曜日
イチモンジカメムシ
2025年12月29日月曜日
2025年12月28日日曜日
ヤツデの葉裏にいたコマユバチ
ヤツデの葉裏にいたコマユバチ科の一種です。よく似た小さなコマユバチはこれまで何度も出していますが、その中ではこちらによく似ていて、大きさもほぼ同じなのでおそらく同種でしょう。体長約2mm、翅端まで約2.8mmです。産卵管が見えないので♂だと思ったのですが、あっても目立たないだけかも知れません。
2025年12月27日土曜日
2025年12月21日日曜日
スベリヒユサルゾウムシ
ケヤキの樹皮下から出てきた小さなゾウムシです。この大きさでは名前調べは難儀しそうだと思って放置していたのですが、やっとその気になって保育社の甲虫図鑑を眺めてみると意外に簡単に候補が見つかりました。
後脚が立派なので最初ノミゾウムシを疑いましたが、その仲間にはこんなにごつごつした感じの種はなさそうです。で、次にサルゾウムシへ行ってみるとよく似た外形のものに当たりました。スベリヒユサルゾウムシ Hypurus bertrandi です。“後腿節は前・中腿節よりはるかに大きい”、“上翅端はやや離れて突出する”とういう特徴は下の写真から見てとれますし、“体長は2.2-2.4mm”とあって、写真から測ると2.5mmほどなのでまず許容範囲でしょう。“前胸腹板は基部の前に溝がある”はさすがにこの写真では確認できません。実は腹部を撮るために裏がえそうとしたのですが、そのまま地面に転がり落ちて見失ってしまいました。
ネット上には画像があまりないのですが、「日本産ゾウムシデータベース」の標本画像(上記保育社の図鑑に使われた同じ画像を少し大きく見られるだけですが)や、海外サイトの画像なども併せて見て、この種でほぼ間違いないと思います。
幼虫はスベリヒユの潜葉虫だそうですが、なにぶん植物音痴なもので、それがどんな植物なのかネット画像を見てはじめて知った始末です。この公園に自生しているのかどうか、今度詳しい人に尋ねてみないといけません。
2025年12月20日土曜日
ニセケバエ科の一種(?Apioscatopse sp.)
シュロの葉の裏で交尾していたニセケバエ科の一種です。以前のブログに「?Scatopse sp.」として載せたものによく似ていて、おそらく同種ではないかと思いますが、改めてネット情報を探して見ると、「廊下のむし探検」のこちらの記事が見つかりました。このブログではいつも採集した標本を専門文献を駆使して詳細に検討されているのですが、この記事でApioscatopse 属ではないかとされている標本の翅脈が今回撮影したものによく一致します。さらに同じ記事で、Scatopse 属の翅脈の特徴も示されていますが、そちらの方は明らかに異なります。ということで、全くの他力本願ですが以前のブログに出したものも今回撮影したものも、どちらもApioscatopse 属の可能性が高そうだという結論に至りました。
2025年12月3日水曜日
久しぶりのクロヒョウタンカスミカメ?
クサギの葉裏に見えた小さな黒い虫。ルーペで確認するとヒョウタンカスミカメの仲間、それも長らく見ていなかったクロヒョウタンカスミカメです。
と、書いたのですが、改めてネット情報を探しているとこんな報文が見つかりました。最近になって、クロヒョウタンカスミカメ Pilophorus typicus に酷似するアリヒョウタンカスミカメ P. hyotan が形態学的に識別・記載されたというのです。両種の形態上の差はごくわずかなようで、少なくとも双方を見比べることの出来ない素人には判別は不可能でしょう。したがって前回2012年の記事の個体も今回のものもどちらの種の可能性もあると思います。
この仲間は刺激に敏感で逃げ足が速く、見つけても撮影どころかルーペで確認することも難しい場合が多いのですが、この日は気温も下がってきていたせいか、ゆっくり撮らせてくれました。





















