2020年5月24日日曜日

コリケウス科 Corycaeus affinis と付着珪藻(改題)

* 2020.12.31・追記とタイトル変更 *

このカイアシ類について、匿名の方から Corycaeus affinis という種名を教えていただきました。大きなレンズ眼は水中の光の度合いを識別し、位置する水深を決定する点が示唆されているそうです。また付着珪藻は交尾抱接時に珪藻は他個体に付着し、移動するとのことです。タイトルを修正して種名を掲げておきます。

頭部にある巨大なレンズ眼が特徴のカイアシ類、コリケウス科(Corycaeidae)の一種で、メガネケンミジンコという和名が付いています。
以前のブログにも何度か出していますが(2012.03.15,2013.02.18,2015.04.05)おそらくすべて同種でしょう。体の幅よりも高さの方が大きいので、カバーガラスの下に封入すると横向きになってしまい、背面あるいは腹面から見ることが難しく、今回は側面の写真しか撮れませんでした(2015年の記事には背面観も出しています)。

付属肢や後体部についている黄色いバナナ状のものは付着珪藻です。

この大きなレンズは一体どんな像を結ぶんでしょうか。

この大きな眼を一度正面から撮影したいと考えているのですが、良い方法が思い浮かびません。


付着している珪藻は羽状目の Pseudohimantidium pacificum という、浮遊性カイアシ類専門に寄生付着する種だと思います。

(2020.04.24・西舞子海岸にて採集)


2 件のコメント:

  1. カイアシはCorycaeus affinisですね。
    この珪藻は特異性があり、瀬戸内海より暖温な地域から日本海沿岸で見えますね。海外では1892年から知られているエピズーイックの一例で、寄生ではありません。
    交尾抱接時に珪藻は他個体に付着し、移動します。
    レンズ眼は、水中の光の度合いを識別し、位置する水深を決定する点が示唆されてましたね。

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    1. ありがとうございます。この写真で種まで分かるとは思いませんでした。タイトルを直しておきます。
      エピズーイックという用語は聞いたことがありませんでしたが、片利共生とか便乗といったような意味でしょうか。大きなレンズ眼の役割についても、そのような説があることを知りませんでした。勉強不足でお恥ずかしい限りです。また何かお気づきの点があればご指摘いただければ幸いです。

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