2025年3月4日火曜日

ノミコバチの一種(Elasmus SP.)

 イチイガシの樹皮下にいたノミコバチ(Elasmus)の一種です。
この仲間は以前のブログには何度か出していましたが、ここしばらく撮っていなかったので、持ち帰って深度合成撮影もしておきました。過去の画像と比べてみると、こちらと同じ種のように見えます。他に、やや大型で体色の違う個体も何度か撮っていて(2012.012.112012.12.16)、これらは別種かもしれません。また、以上は全て♀でしたが、一度だけ枝分かれした触角をもつ♂を撮影しています。
なおこの Elasmus 属は以前はノミコバチ科(Elasmidae)に分類されていて、過去の記事でもそれにしたがっていましたが、現在ではヒメコバチ科 Eulophidae の Elasminae 亜科に移されたようです。









(2025.02.18・明石公園)

2025年3月3日月曜日

落ち葉の中のハエ幼虫(タマバエ科?)

 キリの落ち葉をひっくり返しているとオレンジ色の粒が点々とくっついているのが見つかりました。ルーペで覗くと双翅目の幼虫です。腐食性か菌食性のタマバエ科だと思いますが、ハエの幼虫はどれも同じようなウジ虫型なので別の科かもしれません。体長は、大きいもので1.5mmくらいです。






(2025.02.14・学が丘北公園)


2025年3月1日土曜日

冬のミドリヒメカゲロウ

 いつもの虫仲間といつもの公園で虫探しをしているときに、木の枝たたきで落ちてきたミドリヒメカゲロウ Notiobiella subolivacea です。以前、6月に撮ったものを出していて、同じタイトルになるのを避けて今回は“冬の”とつけておきました。普段から木の裏を見上げて歩いていても滅多に見つからないのですが、ビーティングでは時々落ちてきます。他のクサカゲロウやヒメカゲロウ類と違って、翅を平らに拡げてとまる姿勢が本種よりはるかに大型のアミメクサカゲロウに似ていますが、そちらの方は最近なかなか見られなくなってしまいました。



シャボン玉と同じ干渉色だと思いますが、光の具合で虹色に輝く翅がきれいです。




(20255.02.18・明石公園)