2025年7月18日金曜日

マダラヒメゾウムシ

 イノコヅチの群落で小さなゾウムシを見つけました。探すとあちこちの葉に乗っているのですが、とても敏感というか臆病というか、慎重に近づいてもレンズの射程に入る前にほとんどが転げ落ちてしまいます。散々撮り逃がした後で、それでもやや鈍感な個体(?)を2、3匹撮影することができました。交尾中らしきペアも何組か、花芽の付近にいるのを見かけましたが、こちらは全滅でした。甲虫図鑑その他で調べると、マダラヒメゾウムシ Baris orientalis のようです。同じヒメゾウムシ(Baris)属には黒っぽくて無紋の種が多く、その手の外見であれば種の特定は難しそうですが、このマダラヒメゾウムシは和名通り特徴的な斑紋があるので、酷似種がない限り間違えることはないでしょう。イノコヅチやアカザを食べるそうです。体長は、この日撮影した個体では吻を含めて4.5から5.2mmくらいでした。

丸まって重なり合った葉の間にいた個体です。葉を拡げてもしばらくじっとしていてくれました。



以上4枚と下の3枚は別個体です。



最後に腹面も撮っておきました。

(2025.07.01・明石公園)


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