2019年9月24日火曜日

ツブダニ科の一種?

落ち葉捲りで出てきたササラダニの一種で、おそらくツブダニ科 Oppiidae だと思います。

1枚目だけ別個体、残りはすべて同じ個体です。

体長は約0.45mm。

胴感毛は細長く、先端付近が太くなっています。


前体部背面に発達した桁がないのがツブダニ科の特徴の一つだそうです。

(2019.09.12・学が丘北公園)

2019年9月23日月曜日

アザミウマの一種・幼虫

落ち葉の間から出てきたアザミウマです。

体長は約0.9mmで、腹部末端から長い毛が2本伸びています。淡い体色で翅もないので幼虫だと思いますが、所属の見当がつきません。



これまでに見たアザミウマに比べるとずいぶん凸凹の多い体つきに見えます。成虫はどんな姿をしているんでしょう。


(2019.09.12・学が丘北公園)

2019年9月22日日曜日

シロオビクロコケガ

ちょっと苔むした感じの木の幹でよく見かける小さくて地味な蛾。シロオビクロコケガ Siccia minuta (ヒトリガ科)だと思います。

頭より高い場所にいたので背伸びしながら撮りましたが、うまくピントが合いません。

どこから見ても精彩に欠ける被写体です。前翅長約5mm。

もう少し他の色でも混じっていたら面白いんですが。

気が付けば下の方にももう1匹いました。こちらの方が模様がはっきりしています。

(2019.09.12・学が丘北公園)

2019年9月21日土曜日

ミジントビムシ科の一種

濡れ落ち葉の上を歩く小さな奴は最初ダニかと思いましたが、撮った写真を見るとミジントビムシ科 Neelidae の仲間のようです。10枚ばかり撮るうちに見失ってしまい、なんとか使えそうなのはこの3枚だけ、しかも情けないことにどれも後ピンなのでした。



体長約0.3mm。ちょっと小さ過ぎます。

(2019.09.12・学が丘北公園)

2019年9月20日金曜日

オカチョウジガイ幼貝

*2020.11.28・追記とタイトル変更*
当初「オカチョウジガイ科?の幼貝」としていましたが、オカチョウジガイで良いと思う、とのコメントをいただきましたので、タイトルを変更しました。

落ち葉めくりで出てきた小さなカタツムリで、以前出したものと同種と思われますが殻高が約3.6mmと1mmほど大きく、形もより細長です。多分成長段階の違う幼貝で、オカチョウジガイ科(オカクチキレガイ科)Subulinidae の一種だと思います。






(2019.09.03・明石公園)

2019年9月19日木曜日

エダヒゲムシの一種・幼体

落ち枝を裏返して見つけたエダヒゲムシ(エダヒゲムシ目 Pauropoda の一種)の幼体です。成体は脚が9対ですが、この幼体には5対しかありません。


枝分かれしたような触角が和名の由来です。

体長約0.5mm。小さい上によく動き回るのですぐに見失ってしまいます。こういうものを撮るのは冬の寒い日の方がいいですね。

次は別の日に撮った、初齢と思われる幼体です。

落ち葉を裏返したときに数匹走り回っているのが見えたのですが、辛うじて数枚撮れただけでした。撮影倍率を上げないまま撮ったので不鮮明な画像ですが、脚が3対なのが確認できます。
過去の記事では、成体はこちら、脚が6対の幼体はこちらに出しています。

(1~3枚目:2019.09.03・明石公園/4枚目:2019.09.12・学が丘北公園)

2019年9月18日水曜日

ぐるぐる回る ヒゲブトハムシダマシ

朽木に生えたカワラタケの下面で、黒っぽい虫がぐるぐる回っていました。
何をしているのかと思いその場にしゃがみこんでしばらく見ていましたが、いつまでも同じところをひたすら回り続けています。暗い場所で良く見えないので、とりあえず数枚撮影してモニタで確認すると、ヒゲブトハムシダマシ Luprops orientalis のようです。ただし左右とも触角がありません。この常同行動はそのせいでしょうか。こちらが見ていた数分の間、一度も止まることなく回り続けていました。



同種の正常な個体はこちらです。

動画です。

(2019.09.03・明石公園)