2019年10月17日木曜日

ヒメクダマキモドキの卵

何気なくケヤキの樹皮を剥いでみると、こんなものが現れました。

こういう場所には珍しくないヒメクダマキモドキの卵ですが、こんな色のものを見たのはは初めてです。

1枚目は太陽光、ここからはストロボ光での撮影で、ちょっと色が違うのはご勘弁。
卵の長さは約4.7mmです。

表面にはモザイク状の模様が見えます。

やや不規則なハチの巣構造というところでしょうか。

(2019.09.26・明石公園)


2019年10月16日水曜日

ビジョオニグモの巣

木漏れ日に輝くクモの網。写真ではよく分かりませんが金色っぽく見えます。

円網の一部の欠けた、いわゆるキレ網で、右上にはサクラの葉を丸めた巣が見えます。

その巣の中からクモの脚が覗いていて、網の中心から伸びる1本の糸(呼糸というそうです)に触れています。

巣の主は、同様の網を張るアオオニグモかと思いましたが、腹部の黒い帯が見えるのでビジョオニグモですね。

(2019.9.26・明石公園)


2019年10月15日火曜日

落葉のカイガラムシ?

*2020.01.22・追記とタイトル変更*

Yoshitomiさんから、これはミジンムシダマシの幼虫ではない、とのコメントをいただきました。他の甲虫の幼虫でもなく、やはりカイガラムシではないか、とのことです。確かに、改めて写真を見るとカイガラムシ以外のものではないように思えてきます。何で落ち葉に、という疑問が残りますが、とりあえず、「ミジンムシダマシ科の幼虫?」としていたタイトルを表記のように変更しました。

落ち葉を掻きまわしていて見つけた虫です。
はじめカタカイガラムシの仲間かと思いましたが、それなら背面にあるはずの肛門が見えません。またこんな枯れ葉で生活するカイガラムシがいるとも思えません。
他に似ているものでこんな場所に居そうな虫と言えば以前 Acleris さんが紹介されていたミジンムシダマシ科 Discolomidae の幼虫くらいしか思い浮かばないので、疑問符付きでこのタイトルになりました。と言っても、下の写真を Acleris さんのものや土壌動物図鑑の図と見比べると随分様子が違っていて、かなり怪しい気がしています。

体長は1.2から1.3mm。

同じものです。

左の個体。

上に同じ。

同じくらいの体長の別個体ですが、周縁部に細かい毛が生えているのがどうにか確認できます。

約.07mmと1.4mmの2個体。

その大きい方です。脱皮殻のようなものは、多分無関係でしょう。

(2019.09.20・学が丘北公園)

2019年10月14日月曜日

ヒメハダニカブリケシハネカクシ

アカメガシワの葉裏にいたヒメハダニカブリケシハネカクシ Oligota kashmirica です。
旧ブログにも二度ほど掲載していますが、レンズを近づけるとお尻を持ち上げて逃げ回るのでなかなか思うようには撮れません。
実際にハダニを捕食する場面を押さえたいのですが、今回も駄目でした。


体長は1.2mmくらいです。


ハダニの張った糸の上を歩いています。


(2019.09.20・学が丘北公園)

2019年10月13日日曜日

ジムカデの一種

くっついた2枚の落ち葉を剥がしてみると、中から赤いムカデが現れました。脚の数がやたらに多い、ジムカデの一種(Geophilomorpha)です。
体長は2~3cmくらいだったと思いますが、その時つけていた小物狙いのレンズでは体の一部しか画面に入らず、かと言って外光に晒された途端歩き始めたのでレンズを替える間もなく、あれよあれよと言う間に落ち葉の間に消えてしまいました。こういうものは冬場の、動きが鈍っている時を狙わないといけませんね。





(2019.09.20・学が丘北公園)


2019年10月12日土曜日

キイロスズメバチ

採餌行動中の2匹のキイロスズメバチです。

公園の歩道の真ん中だったのですが、幸い人通りもほとんどなく、一心不乱の様子で団子づくりに励んでいます。

その餌なのですが、はじめ何か動物の死骸だろうと思ったのですが、すでに原型をとどめていないのでよく分かりません。

見ていると噛み切るのに非常に苦労しているようで、何か人間が捨てた、ポリ袋のようなものに包まれた食べ物だったのかも知れません。



動画も撮っておきました。


(2019.09.12・学が丘北公園)

2019年10月11日金曜日

ウスバツバメ

ウスバツバメ“ガ”と言う方が一般的なのかも知れませんが、個人的には“ガ”をつけるとどうも語感が良くない気がして、無しで済ませています。
時々大量発生する蛾で、以前には近所の桜並木が丸裸にされていたこともありますが、最近は防除対策が行き届いているのかあまり見かけなくなりました。
これは久しぶり見かけた1匹ですが、生け垣のネズミモチのかなり低い位置の葉裏にとまっていたもので、撮るのに難儀しました。


この綺麗な蛾がたくさん、ふわふわと飛び交う様をまた見てみたいものです。

(2019.09.24・明石公園)