ロリカ(コップ状の殻)に2個の娘細胞が収まったツリガネムシの仲間で、先月このブログにバジニコラ属の一種?(?Vaginicola sp.)として掲載したものによく似ています。しかしこちらの方が大型で、さらにロリカの内部に、細胞が収縮した際に閉まる弁(valve)を持っています。
同じようにロリカに入った繊毛虫で旧ブログに掲載したピキシコラ属(Pyxicola sp.)もオペルキュルム operculum と呼ばれる、収縮時に閉まる蓋のようなものを持っていますが、これは細胞の一部が変化した構造で、スリコラの弁とは全く異なります。最後の動画で、この弁の動きがよく分かると思います。
同じようにロリカに入った繊毛虫で旧ブログに掲載したピキシコラ属(Pyxicola sp.)もオペルキュルム operculum と呼ばれる、収縮時に閉まる蓋のようなものを持っていますが、これは細胞の一部が変化した構造で、スリコラの弁とは全く異なります。最後の動画で、この弁の動きがよく分かると思います。
2個の娘細胞がちょうど上下に位置していて、同時にピントを合わせることが出来ません。
矢印で示したのが弁(valve)です。
上の細胞にピントを合わせています。円い収縮胞や細長い核が見えていて、弁も確認できます。
収縮した細胞が弁(ピントが合っていませんが)を押し開けながら伸び始めたところ。
動画です。
周りをウロウロするワムシに驚いて収縮した後、細胞が伸びてくる様子が見られます。
(2019.10.10・明石公園 桜堀にて採集)