2019年12月6日金曜日
2019年12月5日木曜日
クダクラゲの一種
冬場によく見られるクダクラゲの一種(クダクラゲ目 Siphonophorae、鐘泳亜目 Calycophorae)です。この仲間は以前のブログにも三度ばかり出していますが(2010.01.27、201.02.14、2010.10.08)、複数の種がいるようです。
ほとんど無色透明の体の中心部に、緑色に妖しく光る場所があります。
触手(?)をゆっくりと伸ばしていました。
体表に1匹だけ、以前にも見た吸虫が付着していました。
(2019.11.22・西舞子海岸にて採集)
2019年12月3日火曜日
2019年12月1日日曜日
2019年11月29日金曜日
フロントニア(クチサケミズケムシ)の一種
大型の繊毛虫、フロントニア Frontonia(クチサケミズケムシ)の一種です。
運動を抑えるため、プレパラートに封じる際水の層をかなり薄くしたので、カバーガラスを載せた途端トリコシストを大量に放出してしまいました。
運動を抑えるため、プレパラートに封じる際水の層をかなり薄くしたので、カバーガラスを載せた途端トリコシストを大量に放出してしまいました。
画面右上に見える針状のものが放出されたトリコシストで、外的に対する防御の役割を持つとされています。本来細胞膜直下にある袋状の組織ですが、細胞が刺激を受けて中身が放出される際に針状になるそうです。
細胞の形は本来太短い円筒状ですが、カバーガラスに押し付けられて平べったくなっています。
細胞の厚みの中心付近にピントを合わせると表面の繊毛が見えてきます。
右上に見えるのが細胞口。
呑み込んだケラチウム Ceratium が画面右に見えます。
動画です。
後半で、食物の残滓を排出する様子が見られます。
(2019.10.10・明石公園 桜堀にて採集)
2019年11月28日木曜日
淡水コケムシの幼生
これはコケムシ類(外肛動物門 Bryozoa)のキフォナウテス Cyphonautes 幼生だと思います。淡水コケムシの幼生を見るのはこれが初めてです。
海産のものは過去に何度か見ていますが、平べったい二枚貝のような構造をしていて、直線的な2辺を持つ扇形、または三角形に近い形をしています。ネット上で見られる画像もおおむね同様ですが、この淡水産の幼生は全体にもっと丸みを帯びた形をしています。淡水コケムシの幼生の画像はネット上にもほとんど無いようですが、ResearchGate (リサーチゲート)というサイトで Hislopia malayensis という淡水コケムシの発生と変態に関する記事が見つかりました。それに掲載されている画像の Cyphonautes 幼生が、今回撮影したものによく似ていて、近い種類ではないかと思います。
海産のものは過去に何度か見ていますが、平べったい二枚貝のような構造をしていて、直線的な2辺を持つ扇形、または三角形に近い形をしています。ネット上で見られる画像もおおむね同様ですが、この淡水産の幼生は全体にもっと丸みを帯びた形をしています。淡水コケムシの幼生の画像はネット上にもほとんど無いようですが、ResearchGate (リサーチゲート)というサイトで Hislopia malayensis という淡水コケムシの発生と変態に関する記事が見つかりました。それに掲載されている画像の Cyphonautes 幼生が、今回撮影したものによく似ていて、近い種類ではないかと思います。
(2019.10.09・明石公園 桜堀にて採集)
2019年11月27日水曜日
ハオリワムシ(Euchlanis sp.)の孵化
公園の池で採ってきたサヤミドロに、何かの卵が付着していました。
いくつかの卵では孵化が近いらしく、中身がごそごそと動いています。最初水生昆虫の卵かと思ったのですが、その動きを見るとどうやらワムシのようです。今にも出てきそうだったので、夜遅くまで粘っていくつかの卵の孵化を見ることが出来ました。
その一つ。動画からの切り出しです。
随分長い時間待たされましたが、卵殻が割れるとあっという間に出てしまいました。
元の動画も出しておきます。
次は、先に別の卵から出てきてその辺を泳ぎ回っていた個体。
ハオリワムシの一種(Euchlanis sp.)だと思いますが、以前に出したもの(2017/12/06,2019/01/05)とは別種のようです。
(2019.10.10・明石公園 桜堀にて採集)
登録:
投稿 (Atom)