黄色くなりかけたイタドリの葉を捲ると、このカメムシがくっついていました。イシハラナガカメムシ Pylorgus ishiharai だと思います。
日本原色カメムシ図鑑第3巻によれば同属のヤスマツナガカメムシ P.yasumatsui に酷似していて、外観からは確実な同定が出来ないこともあるとのことです。イシハラナガカメムシはノリウツギやリョウブからよく採集されるということですが、この季節ですから成虫が通常とは異なる植物で吸汁していても不思議ではないような気がします。
体長は約4.8mm。前出の図鑑によれば、ヤスマツナガカメムシであれば中・後胸の側板はが広く黒褐色になるそうです。
主脈から吸汁しています。
(2019.12.03・学が丘北公園)