2020年2月25日火曜日

繊毛虫の一種

先日の「フクロワムシがたくさん」の写真や動画にフクロワムシに混じって顔を出していた繊毛虫の一種です。よく見かける大型種で以前にも出していて、数も多いのですが未だに名前が分かりません。多分調べ方が悪いのでしょうが、図鑑類やネット情報を当たってみても今のところどのあたりの分類群に属するのか不明です。大体は球形に近い形なのですが、球形から遠くいびつな形のものものもあり、どれが本来の(図鑑に載っている)形なのか判断がつきかねます。撮影の際はこの繊毛虫が自由に泳ぎ回れるくらいに水の量を調節しているのですが、水を減らして少し押しつぶされた状態で観察するともう少し分かるのかも知れません。

これなどはだいぶ凸凹した形です。


こちらは球形に近いようです。

細胞口らしきものが見えます。

中心に近いあたりにピントを合わせています。

これはまた別の細胞です。

細胞口の奥にピントが合っています。


(2020.01.17・明石公園 桜堀にて採集)




2020年2月24日月曜日

アカイボトビムシ属の一種(Lobella sp.)

濡れた落ち葉にくっついていたアカイボトビムシ属の一種(Lobella sp.)です。

体長は約0.8mm。この仲間は何度も撮影していますが、これまでのものと何か違うような気がすると思ったら、頭部に眼(小眼)らしきものが見えません。

本当に眼が無いのか、色が薄くて無いように見えるだけなのか分かりませんが、以前の記事に出したもの(こちらこちら、それにこちらも)では3個ばかりの黒い点がはっきり見えます。今回は別種でしょうか。


(2020.02.19・明石公園)




2020年2月23日日曜日

ヒゲナガサシガメ幼虫

アラカシの葉裏の、ヒゲナガサシガメ幼虫です。



(2020.02.19・明石公園)


2020年2月21日金曜日

ヤノズキンヨコバイ

トベラの葉の裏で越冬中のヤノズキンヨコバイです。

葉面に口吻を突き刺しているようです。この寒いのにお食事か、と思ったのですが…。

お休み中に落っこちたり風に飛ばされたりしないための工夫なのかも知れませんね。

(2020.02.07・明石公園)


2020年2月20日木曜日

アザミウマ科 Mycterothrips fasciatus

カクレミノの葉の裏にいたアザミウマです。1枚の葉に同じものが数匹いました。以前のブログでSOさん(現在は時鳥庵 庵主さん)から Mycterothrips fasciatus Masumoto & Okajima とご教示いただいたものと同種だと思います。体長も前回と同じで約1.4mmです。


以上2枚と以下4枚は別個体です。





(2020.02.07・明石公園)


2020年2月19日水曜日

フクロワムシがたくさん

いつもの公園のいつもの池で、この日はフクロワムシの一種(Asplanchna sp.)が大量に採れました。

フクロワムシ以外にもミツウデワムシ(Filinia sp.)、ハネウデワムシ(Polyarthra sp.)、ウログレナ(Uroglena sp.)、それに名前の分からない球形の繊毛虫(多分こちらと同じ)もたくさん泳ぎ回っていました。




頭部の形からこちらと同じ種ではないかと思います。大きなもので体長が0.8mmほど。

この個体はお腹に子どもが。

赤い眼点や、盛んに繊毛を動かしているのが見えます。

最後に動画を2本。



(2020.01.17・明石公園 桜堀にて採集)


2020年2月18日火曜日

コナチャタテ属の2種(Liposcelis spp.)

一昨日掲載した Embidopsocus 属と同じコナチャタテ科の2種ですが、どちらも以前のブログに掲載してpsocodea さんにコナチャタテ属 Liposcelis と教えていただいたものと同じもののようです。すぐ近くのケヤキの樹皮下にいました。
以前の記録を調べてみても Embidopsocus はアキニレ、この Liposcelis の2種はケヤキの樹皮下で見つけていて、それぞれに好みがあるようです。

この模様のない種はやや小型で体長約1mm弱。背景に溶け込んで目立ちません。




周囲にはハイイロチビフサヤスデがたくさん。

2番目の種は特徴的な斑紋を持っていて、わずかに大型です。




(2020.02.07・明石公園)