2020年3月14日土曜日

ウシカメムシなど

枯れたヤツデの葉が枝から垂れ下がっているの見つけたので、そっと開いてみました。

中にはツヤアオカメムシと2匹のウシカメムシ、それにアズチグモ。

ツヤアオとアズチグモはすぐに落下してしまったので、残ったウシカメムシを撮影。

点刻が微妙に左右非対称です。

隣の枯れ葉を覗いてみると、こちらにも2匹。そろそろ活動を始める季節ですね。

(220.03.13・明石公園)




2020年3月11日水曜日

ドウシグモ♀

ムクノキの樹皮下で越冬していたドウシグモ Asceua japonicaです。
以前のブログで何度も出しているのですが、ネタがないのでまた出します。

表面に木屑をくっつけた袋状の巣に納まっています。

ちょっとつついて出てきてもらいました。

ドウシグモは、こちらのように樹上性のアリを専門に狩る捕食者だそうです。

(2020.02.19・明石公園)



2020年3月10日火曜日

ギロディニウム属の一種(Gyrodinium sp.)

これはギロディニウム Gyrodinium 属の一種で、鎧板を持たない渦鞭毛藻の仲間です。縦鞭毛と横鞭毛を持っていて、下の写真では鞭毛の存在がほとんど分かりませんが、最後の動画でその動きが見られます。

この画面で言うと下に向かって進んでいます。

こちらが細胞の後端部で、動画ではこのあたりから縦鞭毛が伸びているのが分かります。また横溝もこの後端部から始まり、細胞を斜めにぐるりと取り巻いています。

こちらが前端部。

中央部に楕円形に見えるのが核でしょう。


(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)


2020年3月9日月曜日

ヒレルクチブトゾウムシ

先日そらさんのところにも登場していましたが、冬場の樹皮下の常連、ヒレルクチブトゾウムシです。


種名で検索してみると、5年前の自分の記事が出てきました。場所も同じ、撮り方もほとんど変わらず、進歩が無くて嫌になります。

(2020.02.19・明石公園)


2020年3月8日日曜日

海産のドロワムシ属の一種(Synchaeta sp.)

淡水では非常に繁栄しているワムシ類ですが、海産の種は少なく、いつもの海岸でネットを曳いてもたまにこのドロワムシ属の一種(Synchaeta sp.)が見つかるくらいです。
ただ同じ Synchaeta でも淡水産の種は和名に「ドロワムシ」が含まれているのに海産種ではそれが「フサワムシ」に変わっています。

脚の部分のきれいな緑色が目立ちますが、これは構造色のようで、下のように明視野照明では赤っぽく見えます。

脚の先端には一対の小さな趾が付いています。

頭部に黒っぽく見える点が眼ですが、実際には赤色です。



(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)



2020年3月6日金曜日

巻貝のベリジャー幼生

先日の二枚貝に続いて、巻貝のベリジャー幼生です。






巻貝のベリジャー幼生は以前のブログにも何度か出しています。

(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)