いつも見ているイスノキの実に、羽化したばかりのタマバエがぶら下がっていました。以前、実から出た後の蛹殻がたくさん残されているのを見たことがありますが、それもこのタマバエのものだったのではないかと思います。
イスノキの実にはイスノキハリオタマバエ(=イスノキミタマバエ、asphondylia sp.)という種が寄生して、そのせいで正常に大きくならなかった実はイスノキミコガタフシと呼ばれるそうです。おそらくこのタマバエはその種でしょう。
昨年の6月、このイスノキの実にナガコバチ科の Neanastaus albitarsis が産卵しているのを見ていますが Neanastaus 属はタマバエに寄生することが知られているそうなので、その寄主もやはりこのタマバエだったものと思われます。更に、こちらのカタビロコバチも同じタマバエに寄生(あるいは同居)して育っているのかも知れません。
イスノキの実にはイスノキハリオタマバエ(=イスノキミタマバエ、asphondylia sp.)という種が寄生して、そのせいで正常に大きくならなかった実はイスノキミコガタフシと呼ばれるそうです。おそらくこのタマバエはその種でしょう。
昨年の6月、このイスノキの実にナガコバチ科の Neanastaus albitarsis が産卵しているのを見ていますが Neanastaus 属はタマバエに寄生することが知られているそうなので、その寄主もやはりこのタマバエだったものと思われます。更に、こちらのカタビロコバチも同じタマバエに寄生(あるいは同居)して育っているのかも知れません。
まだ翅が伸びきっていません。
すでに日が傾いて薄暗く、バックが真っ暗になってしまいました。
残っている空の光を利用しようと反対側に回ったりしているうちに腹部も翅も伸びてきました。
イスノキハリオタマバエに寄生された実は正常に大きくならないことの他に、先端に1本から数本の棘状突起が出来るのが特徴ということで、ここに写っている実はすべて寄生されているようです。探してみると別の枝でもう一匹、同じように羽化してきたタマバエが見つかりました。
条件が悪く思うように撮影できなかったので、スタック撮影用に1匹採集して帰りました。
出てきたのは2匹とも♀でした。
冷凍殺虫の後翌日まで放置していたせいか、複眼が凹んでしまいました。やはり鮮度の高いうちに撮影しないといけないんでしょうね。
和名の「ハリオ」はこの産卵管のことでしょうか。
(2020.04.17・明石公園)