2020年10月13日火曜日

ホシササキリ・褐色型♀

墓地の草むらでぴょんと跳んだのを見つけたホシササキリ Conocephalus maculatus です。


体長約17mm、産卵管の先まで約25mm。褐色型の雌です。

前脚脛節の鼓膜器官が見えます。


(2020.10.12・舞子墓園)

2020年10月12日月曜日

タケカレハの卵

ススキの葉の裏に綺麗な卵が4個、一列に並んでいました。調べてみるとタケカレハの卵のようです。幼虫は何度か撮影していますが、まだ成虫を見たことがありません。


長径約2mmで、表面には光沢があって磁器を思わせます。

このような模様がどうやって出来るのかも不思議ですが、その方向がきれいに揃った状態で産み付けられているというのも面白いですね。

更に拡大すると一面に細かな点刻で覆われているのが見えてきます。

(2020.10.12・舞子墓園)

2020年10月11日日曜日

クサカゲロウ類の幼虫を捕えたヨコヅナサシガメ幼虫

 引き続き古い写真です。
エノキの幹で、クサカゲロウの一種の幼虫がヨコヅナサシガメの幼虫に捕らえられていました。カムフラージュも役に立たなかったようです。




(2009.09.19・明石公園)


2020年10月10日土曜日

ナガコガネグモを襲うモンベッコウ

 昨日の記事と同じくフィルムカメラで撮ったもので更に古い写真ですが、再びこういう場面に遭遇する機会はなさそうなのでこの機会に出しておきます。1枚目は以前インセクタリゥムという雑誌に投稿して掲載されたもので、モンベッコウ Batozonellus maculifrons という種名はその時同定して貰いました。現在ではナミモンクモバチという和名が使われているようですが、個人的にはまだ馴染めません。

葡萄畑の片隅の藪の低いところを飛んで行くベッコウバチを目で追っていると、ちょうど行く手に網を張っていたナガコガネグモにとびかかりました。

咄嗟のことでどの瞬間に針を刺したのかもよく確認できませんでしたが、麻酔は即座に効いたようでクモは何の抵抗も見せません。

その後ハチは獲物の脚の付け根を咥えて揺するような仕草を見せましたが、やがて網にぶら下がったクモをそのままにして、巣穴を掘る場所を探しに飛び去りました。そのまま待っていれば獲物の搬入まで見届けることも出来たのでしょうが、すでに日が傾き時間も無くなったのであきらめて引き揚げました。

(1992.09.04・神戸市西区)

2020年10月9日金曜日

ショウリョウバッタを捕えたカマキリ

 ここしばらく虫撮りをしていないので、昔のフィルムのスキャンデータから季節の合うものを探してきました。
農道で見かけた食事中のカマキリです。オオカマキリかチョウセンカマキリのどちらかですが、この写真では判別できません。



(1995.10.10・丹波市春日町)

2020年10月5日月曜日

プラタナスグンバイ幼虫(深度合成)

 先日出した成虫と一緒に採集してきた若齢幼虫です。体長約0.8mmで、2齢くらいでしょうか。







(2020.09.22・神戸市垂水区にて採集)


2020年10月3日土曜日

プラタナスグンバイ(深度合成)

 しばらく更新が滞っていますが、生きております。
我が団地内に数本あるプラタナスの木では毎年プラタナスグンバイ Corythucha ciliata が繁栄を謳歌しているのですが、ご近所の目が気になって未だ撮影を試みたことがありません。それが先日、カシノナガキクイムシを採集して帰ってきた時にふと思い立って数匹フィルムケースに放り込み、ついでに深度合成撮影をしてみました。
同じ外来種で同属のアワダチソウグンバイ C. marmorata に形がよく似ています。アワダチソウは1999年に兵庫県で、プラタナスは2001年に愛知県で最初に確認されたそうですが、少なくとも神戸や明石では両種とも今や最普通種になってしまいました。







(2020.09.22・神戸市垂水区にて採集)