しばらく虫撮りに出かけていないので、古い写真の中から落穂拾いをしています。
腐朽の進んだ伐採木の周りを飛び回っていたガガンボです。翅脈を見るとヒメガガンボ科 Limoniidae のようですが、それ以上は分かりません。翅の長さは約9mmです。
(2021.03.27・学が丘北公園)
しばらく虫撮りに出かけていないので、古い写真の中から落穂拾いをしています。
腐朽の進んだ伐採木の周りを飛び回っていたガガンボです。翅脈を見るとヒメガガンボ科 Limoniidae のようですが、それ以上は分かりません。翅の長さは約9mmです。
近所の公園でときどき見かけるシギアブで、たいがい写真のように木の葉の裏にとまっています。キイロシギアブ Rhagio flavomedius だと思っていたのですが、あらためてネット情報を探してみるとこの Rhagio 属の数種は今の時点では同定が困難なようです(一寸のハエにも五分の大和魂・改 スレッドNo.7720)。体長は約8mmです。
久しぶりに撮影したホソヒョウタンカスミカメ Pilophorus erraticus です。サクラの葉の裏にいました。以前のブログでもちょうど10年前に一度掲載しています。その時はシャリンバイに多数、また幼虫も混じっていたのですが、今回見つけたのは1匹だけで、幼虫の姿も見ませんでした。この仲間は姿が良くて好きなのですが、逃げ足が速くて撮りにくい連中です。
ネズミモチの花序で産卵していたコマユバチとヒメコバチです。ネズミモチの蕾や実にはイボタミタマバエが寄生してゴールを作るので、どちらもその寄生者ではないかと考えています。
10日程前に見たアベマキで、たくさんの葉にヒメグンバイ Uhlerites debilis の産卵跡があったのを憶えていたので孵化の様子が見られないかと覗いてみましたが、すでにほとんど生れた後だったようでどの葉の裏にも大小の幼虫が集まっているばかりでした。
従来セネデスムス Scenedesmus 属(イカダモ)に含められていたのですが、最近になってこの属が分割され、ここに出したようなタイプの種はデスモデスムス Desmodesmus 属に移されたそうです。トゲイカダモという和名が付けられています。