いつもの池ではごく普通に見つかる小型のワムシで、カメノコウワムシ Keratella cochlearis だと思っていたのですが、あらためて手持ちの図鑑類などで確認すると別種のようです。この種には多くの変種があって、和名の由来である背甲の亀甲模様もそれぞれ異なるのですが、それが図鑑に掲載されているくつかの型のどれにも当てはまりません。そこでネット情報を探してみると、四日市大学生物学研究所のサイトで紹介されている Keratella americana f. hispida という種によく一致することが分かりました。「Keratella cochlearisに似ているが,背面の亀甲模様が全く異なる.Keratella valga等のように,中央に六角の亀甲が4個並ぶことで区別できる。外来種。東海地方の池沼では普通に見られる。」と説明されています。そこに掲載されている画像は小さくて分かりづらいのですが、いくつかの海外サイトの図でよく確認できます。今回は数個体を撮影しましたが、亀甲模様の型はすべて同じでした。
2021年9月29日水曜日
カメノコウワムシ属の外来種?(Keratella ?americana)
この画像では背甲を上に向けていますが、ピントは腹甲近くに合っています。頭部を出していて、赤い眼が見えます。
これも別個体。腹側から斜めに見ています。腹甲は扁平です。
上の画像では亀甲模様が見えにくいのでもう1枚。これも別個体です。
動画です。
(2021.07.28・明石公園 剛の池にて採集)
2021年9月27日月曜日
オビコシボソガガンボ?
クサギの葉の上で交尾していたコシボソガガンボの一種です。多くのサイトで画像が掲載されているオビコシボソガガンボ Ptychoptera japonica と同種のように見えますが、近似種の有無もはっきりしないので、種名には疑問符をつけておきます。
体長は左の♀が7.5mm、♂が5mmくらい。♂は脚を2本失っています。♂の触角が非常に長い。
(2021.09.24・学が丘北公園)
2021年9月26日日曜日
ヨツメヒメハマキ
これはヨツメヒメハマキ Cydia danilevskyi だと思います。幼虫はコナラやミズナラの実を食べるそうですが、確かにコナラの多い場所でした。翅端まで9mmくらいです。
(2021.9.24・学が丘北公園)
2021年9月25日土曜日
タイワンヒゲナガアブラムシとマミー
アキノノゲシの葉裏についていたタイワンヒゲナガアブラムシ Uroleucon formosanum です。
ちょっと気になったのは隣の葉についていたこのマミーです。
(2021.09.21・明石公園)
2021年9月24日金曜日
オキシトリカの一種?(?Oxytricha sp.)
以前のブログでも同じタイトルで出していますが、こちらの方が大型で刺毛の様子にも違いがあって別種ではないかと思います。またどちらもアンフィシエラ Amphisiella その他のよく似た属かも知れません。
横向きになったところ。
腹側の3本の刺毛列が斜めに走っています。
動画です。
(2021.08.06・明石公園の池にて採集)
2021年9月23日木曜日
ジュズダニ科の一種・幼体?
濡れ落ち葉の上を 歩いていた足の長いダニ。ジュズダニ科(Damaeidae)の一種だと思います。体長約0.3mmで、幼体でしょうか。小さすぎて、どこにピントが合っているのかわからないような写真ばかりです。
(2021.09.21・明石公園)
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