虫のブログを始めて間もないころ、上条先生に種名を教えていただいた Sigmophora brevicornis (Panzer, 1804)です。このあたりで冬場に木の葉の裏で見つかるヒメコバチの中では最普通種だと思っていましたが、いつものエリアではここ数年昆虫全般が激減していて、このコバチも以前のようにいくらでも見つかるというものではなくなってしまいました。タマバエの幼虫に多寄生するそうです。
これはカクレミノの葉裏にいたもの。体長約2.2mmです。2022年2月11日金曜日
ヒメコバチ科 Sigmophora brevicornis(深度合成など)
以下の深度合成画像は別個体です。
(1枚目は2022.01.27・舞子墓園、2-5枚目は2022.01.18・松が丘公園にて採集)
2022年2月10日木曜日
2022年2月9日水曜日
細長いチンチニディウム(Tintinnidium sp.)
殻(ロリカ)に入った繊毛虫、 チンチニディウム Tintinnidium の一種です。この日は沢山いました。以前に出したものよりも殻が細長く、表面の付着物の様子も違うので別種かも知れません。「淡水微生物図鑑」に掲載されている Tintinnidium fluviatile という種に殻の形や大きさがよく一致するので、この種なのかも知れません。
上の2枚と次の2枚は別個体ですが、大きさや、殻の前半に色がついているところなどは同じです。
(2022.02.01・明石公園 桜堀にて採集)
2022年2月8日火曜日
カナブンの幼虫
朽木の樹皮を剥がすと大きな芋虫が出てきました。カナブンの幼虫だと思います。
こんな姿勢なので体長を見積もるのは難しいですが、画面長辺と同じくらいだとすると約40mmとなります。眼は無いのかな。
(2022.01.27・明石公園)
2022年2月7日月曜日
クモヒメバチ幼虫を付けたホシミドリヒメグモ♂
先日のウロコアシナガグモに続いて、同じくクモヒメバチに寄生されたホシミドリヒメグモです。この組み合わせは以前のブログで何度か出していますが、撮影時期は10月中旬、12月上旬、12月下旬、1月上旬とすべて秋から冬にかけてなので、おそらく産卵は夏の終わりか秋の初め頃なんでしょう。一度その現場を見たいと思いながら機会に恵まれません。
クモは体長2mmくらいで、触肢が膨らんでるので♂の幼体か亜成体でしょう。ヒメバチの幼虫は1mm足らずです。
2022年2月6日日曜日
アクチノボリナ属の一種(Actinobolina sp.)
これは繊毛虫の仲間のアクチノボリナ Actinobolina の一種だと思います。比較的疎らに生えた長い繊毛を動かして泳ぎますが、繊毛の間に棒のようなものがたくさん突き出しているのが見えます。「淡水微生物図鑑」によればこれは管状の触手で先端には毒胞があり、獲物がこれに触れると補足され、その内容物が触手の管を通って細胞内に取り込まれるということです。またこの触手は伸縮するそうですが、短い間の観察では確認できませんでした。
やや尖って見える方がおそらく頭端で、そちらを前にして泳いでいました。
(2022.02.01・明石公園 桜堀にて採集)
2022年2月5日土曜日
ナガケチャタテ
ニセケチャタテ科のナガケチャタテ Mepleres suzukii です。カクレミノの葉の裏にいました。
(2022.01.27・舞子墓園)
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