* 2022.03.10・翅の深度合成画像を最後に追加しました*
カクレミノの葉裏で見つけたアジアコブカタキモグリバエ Meijerella inaequalis です。よく見かける種なのでこれまで何度も掲載したような気がしていましたが、調べてみると11年前に一度出しただけでした。
久しぶりなので採集してスタック撮影しましたが、
* 2022.03.10・翅の深度合成画像を最後に追加しました*
カクレミノの葉裏で見つけたアジアコブカタキモグリバエ Meijerella inaequalis です。よく見かける種なのでこれまで何度も掲載したような気がしていましたが、調べてみると11年前に一度出しただけでした。
引き続き伐採木の樹皮下で見つけた虫。体長2mm足らずの小さな甲虫で、あやうく見落とすところでした。科の見当もつかないので、保育社の甲虫図鑑の頁を順に捲っていってカクホソカタムシ科のアナムネカクホソカタムシ Thyroderus porcatus にたどり着きました。カクホソカタムシ科 Cerylonidae は日本に8属15種に数種の未記載種、とあります。現在ではもっと増えているのかも知れませんが、こんな科の存在も知りませんでした。
前回の記事のハネカクシと同じ伐採木の樹皮下にたくさんいたツチトビムシ科 Isotomidae の一種です。体長は最大で1mmくらいですが、それで成虫なのかどうか分かりません。以下、撮影倍率はすべて同じです。
腐朽した伐採木の樹皮下にいたハネカクシですが、以前のブログに Lispinus sp.として掲載したものと同じ種だと思います。その記事のコメントにも書いたように、保育社の甲虫図鑑ではチビホソハネカクシ L.impressicollis の説明におおむね一致するものの、2.5-3mmとある体長を撮影した個体ではかなり上回り、決められませんでした。今回の個体も体長は約3.5mmで、やはりチビホソとするには大き過ぎます。
昨日の記事の Mesocomys sp.を採集して帰り、深度合成しました。
いつものようにしばらく冷凍庫に放り込んだのですが、ご覧のように頭部から腹端にかけて体が背方に反り返ってしまいました。これはナガコバチ科特有の現象のようで、他の小型のハチ類では見たことがありません。外骨格や筋肉の構造に違いがあるんでしょう。元に戻す方法も知らないので、そのまま撮影しました。