2022年4月19日火曜日

カシワクチブトゾウムシ

 アラカシの新葉に隠れていたカシワクチブトゾウムシ Nothomyllocerus griseus です。


(2022.04.08・明石公園)

2022年4月17日日曜日

カシノアカカイガラムシ♀成虫

 いつも見ているアラカシの幹に、今年もたくさんのカシノアカカイガラムシが出てきていました。

体長は1mmちょっと、少し離れるとほとんど目にとまりませんが、近づいてよく見ると幹の上いたるところこの赤い虫が歩き回っています。冬を越した「中間幼虫」から羽化してきた口吻の無い♀成虫たちです。

白い繭(?)から出ようとしている♀もあちこちで見られました。


こちらはお尻から?
この♀たちはこれから産卵して、幹のあちこちでこちらのような白い綿に包まれた卵塊が見られるはずです。ところで♂はいつ出てくるんでしょうか。まだ見たことがありません。
この同じアラカシでは例年、カシノアカカイガラムシの中間幼虫に産卵するヒメコバチの一種や、カイガラムシを捕食しているらしいダルマカメムシが見られます。

(2022.04.08・明石公園)

2022年4月16日土曜日

コガタコガネグモ?幼体

 ツバキの幹の脇に小さな網を張っていたコガネグモ類の幼体です。この場所で見かけるのはほとんどコガタコガネグモ Argiope minuta ばかりなので多分その幼体だと思いますが、別の種かも知れません。体長約5mm。申し訳程度の隠れ帯を付けています。




(2022.04.08・明石公園)

2022年4月15日金曜日

ツリガネムシ(Vorticella sp.)の囲口部

 ツリガネムシ(Vorticella)の一種です。囲口部を取り巻く繊毛列を真上から狙ってみました。同様の画像は以前のブログにも出していますが、今回は普段生体の観察にはあまり使ってない100X油浸対物で撮ったのでより細部が捉えられたと思います。
1枚目から3枚目にかけてピント面を奥へ移動させていて、3枚目では咽頭やソーセージ状の大核が見えます。繊毛列はより大型のカンパネルラ(Campanella)に比べると単純です。




(2022.04.12・明石公園 剛の池にて採集)

2022年4月14日木曜日

ヘリグロホソハマキモドキ(深度合成)

 昨日の記事の写真とは別個体ですが、ヘリグロホソハマキモドキ Glyphipterix nigromarginata を一匹採集してスタック撮影しました。冷凍庫から取り出してそのままの姿ですが、下手にいじるとボロボロになることは目に見えているので展翅展脚は最初からあきらめています。鱗粉がきれいなので各部のアップを撮りましたが、頭部は撮影中に触角が動いてしまったのでボツになりました。








(2022.04.08・明石公園にて採集)

2022年4月13日水曜日

ヘリグロホソハマキモドキ

 草むらを歩いていると足元から小さな蛾が次々に飛び出してくるので、しばししゃがみ込んで探してみると、みなこのヘリグロホソハマキモドキ Glyphipterix nigromarginata でした。珍しいものでもありませんが、よく見ると翅の銀色の帯がなかなか綺麗な蛾です。


数はいくらでもいましたが、すぐに逃げるので思うようには撮れず、スタック撮影用に1匹採集して帰りました。それはまた明日の記事で。

(2022.04.08・明石公園)

2022年4月11日月曜日

クシヒゲニセクビボソムシ ♂(深度合成)

 昨年の秋と同じ場所で、クシヒゲニセクビボソムシ Picemelinus flabellicornis を再び見つけました。今度はヤツデの葉裏で、しかも♂が2匹。撮影しようとすると歩きだしたので、取り落とさないうちにと2匹とも捕えて帰り、深度合成撮影しました。1、3、4枚目が同一個体、2枚目だけ別個体です。

櫛状の触角は生時にはこんなに拡がっていないのですが、元に戻そうとすると毛が脱落し始めたのでそのまま撮影しました。




(2022.04.06・舞子墓園にて採集)