長年虫撮りに通っている明石公園の近く、神戸市西区の玉津南公民館の方から夏休みの“サマースクール”の一環として虫の写真展をやらないかというお誘いがあり、本日から開催しています。虫撮り仲間と二人の展示ですが、私は“葉っぱの裏の虫さがし”というテーマで構成しました。サマースクールに参加する子供(とその親)が対象なのでそれなりに工夫したつもりですが、どんなふうにすれば子供が興味を持って見てくれるのか、正直なところまったく見当がつきません。私はほとんど会場にいませんが、お近くにお住いの方、よろしければ覗いてみて下さい。
会期は7月22日(金)から8月5日(金)、9:00から17:00、日曜は休館です。駐車場はありません。会場への交通手段などは上のリンクから公民館HPをご覧ください。
2022年7月22日金曜日
玉津南公民館で昆虫写真展
2022年7月21日木曜日
産卵中のイヌビワオナガコバチ
たくさん実ったイヌビワの実(花嚢)にちらほらとイヌビワオナガコバチ Goniogaster inubiae がとまっているのが見えたので、1匹産卵中のものを撮ってみました。
こういう被写体は頭から産卵管(鞘)の先まできっちりとピントを合わせたいところなのですが、微妙に角度を変えながら何枚も撮ったカットは全滅でした。それでも、産卵管鞘の根元に近いあたりから細い産卵管が実の中に入っているのがなんとか見えます。今回は暑くて根気が続かず付き合いきれませんでしたが、このハチが後ずさりしながら長い産卵管を差し込む様子はこちらに出しています。
2022年7月20日水曜日
ヒサゴクチカクシゾウムシ
以前のブログでも何度か出している普通種ですが、ヒサゴクチカクシゾウムシ Simulatacalles simulator のペアです。雨上がりで湿った切り株の上にいました。ごつごつした枯れ枝の上などにいるとはなかなか見つけにくい外見ですが、こういう場所にいると目につきます。体長約4mmです。
2022年7月19日火曜日
シロオビトリノフンダマシ
2022年7月18日月曜日
トゲグモ(♀幼体?)
2022年7月17日日曜日
イソヤムシの一種(Spadella sp.)
いつもの海岸で採れたヤムシです。以前のブログに掲載したものと同じイソヤムシ属 Spadella の一種で、おそらくSpadella cephaloptera だろうと思っています。前回も7月に採集しているので、今頃が出現期なのでしょう。図鑑によればこの仲間は本来底生性ですが、時に浮遊するということです。ヤムシの仲間は細長い上にこちらのように無色透明なものが多く、実体顕微鏡で眺めていても動かなければつい見逃してしまうくらいですが、この種は体が太くて不透明なのでよく目立ちます。カバーガラスで封じても元気に動き回りますが、静止したところを狙って18カットほどスタック撮影しました。
2022年7月16日土曜日
ヒラタトガリカメムシ
ヒラタトガリカメムシ Brachymna tenuis はもともと南方系のカメムシで、近年になって九州や四国、本州にも分布を拡げてきたもののようです。ここ明石公園でもこの5月にある方が採集されていて、その個体も見せていただいたのですが、その後別の虫撮り仲間に居場所を教えて貰ってようやくお目にかかることができました。最初に見た時はササの群落にたくさんの幼虫がいたのですが、その2週間後同じ場所を訪れた時には成虫が1匹しか見つかりませんでした。羽化後分散していったのかも知れません。この公園内にはあちこちにタケやササの群落があるので、また他の場所で見つかることを期待しています。