昨年秋に虫撮り仲間に教えられて初めて見たアミガサハゴロモ似の外来種(?Pochazia shantungensis)ですが、昨年見つけられなかった幼虫をようやく撮影することができました。
同じ日、別の場所のウバメガシにも成虫や幼虫が集まっていました。
昨年秋に虫撮り仲間に教えられて初めて見たアミガサハゴロモ似の外来種(?Pochazia shantungensis)ですが、昨年見つけられなかった幼虫をようやく撮影することができました。
一か月ほど前に撮影した繊毛虫の一種です。扁平な体形で、V字型に開いた大きな囲口部、腹面に並んだ棘毛列など、スティロニキア Stylonychia やユープロテス Euplotes と共通する特徴を持っていますが、図鑑やネット上の画像を探してもぴったり一致するものが見付かりません。2000年発行の日本淡水動物プランクトン図鑑ではこれらは下毛目 Hypotrichida として纏められていますが、原生生物情報サーバによればかつての下毛目は棘毛亜綱 Sporadotrichea と下毛亜綱 Hypotrichia に再編されているようです。今回の繊毛虫がどちらに分類されるものか分かりませんが、とりあえず下毛類の一種としておきます。最初背面を向けて泳いでいましたが(1~2枚目)途中でカバーガラスを少し持ち上げてから戻すとうまい具合に反転して腹面を上に向けてくれました(3~5枚目)。微分干渉で対物40X、フラッシュ撮影です。
ミジンコウキクサ(Wolffia globosa)に付着して漂うツリガネムシの一種(Vorticella sp.)です。
このところ野暮用が重なってしばらく虫探しにも出かけられずにいますが、少し前の写真から一枚だけ。河川敷の草むらで見つけたバッタです。ハネナガイナゴ Oxya japonica だと思いますが、ひょっとしたらコバネイナゴ O. yezoensis の長翅型なのかも知れません。確実に見分けるには捕まえて腹部を見なければならないようです。写真では腹端も見えませんが、翅端まで約43mmほどあるのでおそらく♀でしょう。
初めて見たヒメベッコウハゴロモ Ricania taeniata です。河川敷の草むらで、ちょうど出会った虫撮り仲間が見つけてくれました。普通のベッコウハゴロモよりひと回り小型で、翅が円みを帯びています。イネ科植物を吸汁するようです。周囲を探すと何匹も見つかりましたが、すぐにぴょんと跳ねるのでなかなかアップで撮れません。幼虫もいて、中にはこれも初めて見るハゴロモヤドリガ Epiricania hagoromo の幼虫を背中に乗せたものもいました。