2022年10月5日水曜日

サンカクモンヒメハマキ

 以前のブログでも一度出しているサンカクモンヒメハマキ Cydia glandicolana です。ちょうど今頃出現する種のようで、アラカシの幹に頭を下に向けてとまっていました。もともと地味なガですが、前回の個体に比べても更に冴えない色合いです。羽化後日が経ってくたびれているのかも知れません。翅端まで約10mmです。




(2022.09.26・明石公園)

2022年10月4日火曜日

ウデブトハエトリ

 コンクリートの上を前脚(第1脚と言うべきでしょうか)を振り振り歩く小さなハエトリグモがいたので、アオオビハエトリだろう思ってカメラを向けると(多分)初見のウデブトハエトリ Harmochirus insulanus でした。和名通り第1脚が太くてよく目立ちますが、♂では更に太くて大きいようなので、これは多分♀でしょう。しばらく追いかけましたがなかなか立ち止まってくれず、あまり満足できるカットは撮れませんでした。次は♂を見つけたいものです。






(2022.10.01・明石公園)


2022年10月3日月曜日

アカメガシワハネビロウンカ

 エノキの葉を捲ると裏にくっついていました。ハネナガウンカ科のアカメガシワハネビロウンカ Vekunta malloti だと思います。


葉脈から吸汁しているようです。翅端まで約6.3mm。

(2022.09.30 舞子墓園)

2022年10月2日日曜日

ヒラタヤドリバエ亜科の一種(?Euthera tuckeri)

 アラカシのひこばえの葉の上にとまっていたハエです。翅に特徴的な黒紋があって、その上さらに翅の付け根に近いあたりから一対の黒い突起がとび出ています。真上から数枚撮った後、側面から撮るために邪魔になる葉を動かそうとしたら逃げられました。面白いハエなのに、残念。
確かどこかで見た憶えがある気がして帰宅後検索してみると、あちこちのサイトで Euthera tuckeri (ヤドリバエ科ヒラタヤドリバエ亜科)として紹介されているのが同種のようです。

体長約5.5mm。

(2022.10.01・明石公園)

2022年10月1日土曜日

ツツジの葉に産卵するルリチュウレンジ

 昨日の記事と同じハバチの仲間ですが、これはツツジの葉に産卵していたルリチュウレンジ Arge similis です。

以前のブログでも一度出していますが、葉の縁に産卵管を差し込んで卵を産みつけていきます。

葉に入った産卵管が透けて見えています。


よく見ていると、まずナイフのような産卵管で葉肉を切り開いて卵を収める空間を作り、その中に産卵するようです。


産卵管を引き抜いた後には産み付けられたばかりの卵が残っています。

(2022.09.26・明石公園)

2022年9月30日金曜日

ハグロハバチ

 これはハグロハバチ Allantus luctifer だと思います。例によって顔面を撮ろうとして逃げられました。ハチが乗っている植物はメモするのを忘れてよく分かりませんが、幼虫の食草はスイバやギシギシで、以前のブログに産卵の様子を載せています。体長約10mmです。



(2022.09.26・神戸市西区伊川谷)


2022年9月28日水曜日

ヒメマダラナガカメムシ

 河川敷のヤブガラシの葉の上に赤いカメムシが1匹。アカサシガメだろうと思って近づくとヒメマダラナガカメムシ Graptostethus servus でした。以前に海岸の石の下でたくさん越冬しているのを見たことがありますが、いつもの公園では見かけない種です。ヤブガラシにヒルガオ類の蔓が絡んでいたのでそっちから移ってきたのだろうと思いますが、探しても他には見つかりませんでした。色彩変異の大きい種で、これは黒い部分の少ない個体です。


翅端まで約10mmです。

(2022.09.26・神戸市西区伊川)