単細胞のアメーバ、バンピレラ Vampyrella です。カバーガラスの下面に仮足を伸ばしてゆっくり移動していました。アオミドロなどの緑藻類の捕食者で、獲物の細胞壁に穴を開け、中身を吸い出して食べてしまうそうですが、その現場はまだ見たことがありません。細胞が赤いのは食べた藻類によるもので、捕食直後は緑色、それがやがて赤く変わり、消化が進むと透明になるということです。色がなければ以前に出したヌクレアリア Nuclearia にも似ていますが、類縁は近くないようです。
2022年10月12日水曜日
2022年10月10日月曜日
繭を運ぶヨツボシオオアリ
何の木か忘れましたが、苔や地衣類に覆われた幹を繭を咥えて歩いていたヨツボシオオアリ Camponotus quadrinotatus です。周りに仲間の姿も無く1匹だけでウロウロしていました。引っ越しの途中で迷子になったんでしょうか。そもそもこのアリが引っ越しをするのかどうかも知りませんが。
2022年10月8日土曜日
イオウイロハシリグモの母子
河川敷の草の間で、孵化したばかりのイオウイロハシリグモ Dolomedes sulfureus のまどいとその母グモを見かけました。
2022年10月7日金曜日
2022年10月6日木曜日
カスミカメムシ類の幼虫
トサカグンバイに寄生されて、黒い糞や幼虫の脱皮殻で汚くなったネジキの葉の裏をルーペで見ていると、こんな幼虫がいました。場所柄からグンバイカスミカメを期待したのですが、違います。それでもカスミカメ類には間違いなさそうで、疎らに生えた黒い毛や、触角や脚の赤い線が目立ちますが、成虫の姿が思い浮かびません。何者でしょうか。体長は約4mmです。
2022年10月5日水曜日
サンカクモンヒメハマキ
以前のブログでも一度出しているサンカクモンヒメハマキ Cydia glandicolana です。ちょうど今頃出現する種のようで、アラカシの幹に頭を下に向けてとまっていました。もともと地味なガですが、前回の個体に比べても更に冴えない色合いです。羽化後日が経ってくたびれているのかも知れません。翅端まで約10mmです。
2022年10月4日火曜日
ウデブトハエトリ
コンクリートの上を前脚(第1脚と言うべきでしょうか)を振り振り歩く小さなハエトリグモがいたので、アオオビハエトリだろう思ってカメラを向けると(多分)初見のウデブトハエトリ Harmochirus insulanus でした。和名通り第1脚が太くてよく目立ちますが、♂では更に太くて大きいようなので、これは多分♀でしょう。しばらく追いかけましたがなかなか立ち止まってくれず、あまり満足できるカットは撮れませんでした。次は♂を見つけたいものです。