去年までは公園内でも居場所が限られていた外来ハゴロモ Pochazia shantungensis ですが、この6月に入ってから園内いたるところで幼虫が見られるようになりました。
ネット情報によればチュウゴクアミガサハゴロモという和名がつけられたそうです。
2023年7月10日月曜日
増えてきた外来ハゴロモ(Pochazia shantungensis)の幼虫
2023年7月9日日曜日
タケトラカミキリ
生垣の隙間を塞ぐように組まれた細い竹に、あちこち小さな穴が開いているのが以前から気になっていたのですが、この日はじめて犯人を見つけました。タケトラカミキリ Chlorophorus annularis です。
2023年7月8日土曜日
マルマダラヒロクチバエ
先日キマダラヒロクチバエを出したばかりですが、最近いつもの公園でそれによく似て体が真っ黒の種を見かけるという話を虫仲間から聞いていました。最初はこれのことではないかと思っていたのですが、ひと月ほど前、ようやく自分で見つけたのは全く初見の種です。そのことを別の虫仲間に話すと、多分これだろうと教えて貰ったのがAclerisさんがいもむしうんちは雨の音で紹介されてるマルマダラヒロクチバエ Pterogenia sp.でした。和名は付いていますが学名は未定だそうです。写真で見る限り同種で間違いないでしょう。
はじめ見つけたのはエノキの立ち枯れの上をウロウロしているのが1匹だけだったのですが、すぐに逃げてしまってピンボケ写真しか残らず、約3週間後に同じ木を見に行くとやはり1匹だけ、今度は慎重に近づいてなんとか数枚撮りましたが、角度を変えて撮る前にやはり逃げてしまいました。キクラゲの生えたような枯木で、Aclerisさんが推測しておられるように菌類を食べていたのかも知れません。
2023年7月7日金曜日
自由遊泳型のカンパネラ(Campanella sp.)
カンパネラ(Campanella)は大型で、柄の収縮しないタイプのツリガネムシです。他の多くの同類と同じく普段は柄で他物に付着して生活していますが、この日公園の池で採ってきたサンプルには柄を離れたカンパネラが無数に泳ぎ回っていました。固着性のツリガネムシでも細胞分裂後の娘細胞や、環境悪化などの原因で柄を離れた細胞は後部に繊毛環を持った自由遊泳型(Telotroch)となります。以下、1~2枚目と3~7枚目はそれぞれ同一倍率です。撮影後、一晩置いてから見ると泳いでいた細胞の多くはシャーレの底に定着していました。
2023年7月6日木曜日
アラカシの幹に産卵するキマダラヒロクチバエ
2023年7月5日水曜日
2023年7月3日月曜日
アカイボトビムシ属の一種
雨上がり、苔むしたサクラの幹を小さな赤い虫が何匹も歩いていました。アカイボトビムシ属の一種(Lobella sp.)です。普段こういうむき出しの場所ではあまり見ないのですが、この天気のおかげで樹皮の隙間や苔の間から出てきたんでしょう。1~3枚目と4~6枚目は別個体で、体長は2mm前後。ぬいぐるみにすると売れそうな可愛い虫です。