このウロレプタス(Uroleptus sp.)は二度目の登場ですが、前回は通常の明視野照明の画像だったので今回は微分干渉で撮影しました。池の水を底の泥と一緒に採ってくるとよく見つかる繊毛虫で、ゾウリムシを細長くしたくらいの大きさ。動きが非常に速くてほとんど静止することがなく、撮影にはいつも苦労します。かといって封入する水を減らして動きを抑えようとするとすぐに弱って死んでしまうので、厚めの水で封入し、カバーガラス下面に腹面を接して動くタイミングを狙って撮影しました。
2023年7月31日月曜日
2023年7月29日土曜日
ヒメシロモンドクガの幼虫
ネジキの葉の上に乗っていたヒメシロモンドクガ Orgyia thyellina の幼虫です。中齢で、体長は約18mm。見るからに毒々しい見かけに反して毒は無いとされていまが、触れると何らかの症状が出る場合もあるそうなので、手を出さぬ方が無難でしょう。
全身長い毛に覆われていますが、色や形の変化に富んでいて、じっくり見るとなかなか面白いものです。それぞれに違った役割があるんでしょうか。
30年近くも前に撮った成虫をこちらに出しています。
2023年7月28日金曜日
アオバハゴロモの羽化
アオバハゴロモ Geisha distinctissima の羽化は以前のブログでも一度掲載していて、これで2度めです。ちょうど10年ぶりですが、見比べると前回とほとんど同じような写真になってしまいました。
何気なく裏返したトウネズミモチの葉の裏で羽化していました。すでに翅が伸びはじめていて、もっと早く見つけられなかったのが残念です。2023年7月27日木曜日
久しぶりに見たシリアゲコバチの産卵
久しぶりにシリアゲコバチ Leucospis sinensis の産卵を撮影しました。
立ち枯れたモチノキに1匹の♀が来て、いかにも産卵場所を探す風情で、腹部を上下させながら幹を行ったり来たりしていました。そのうち産卵行動に移るだろうとしばらく見守っていたのですが、一向に産卵管を伸ばす様子が見られません。その日はあきらめ、翌日出直してようやく産卵を見ることが出来ました。
2023年7月26日水曜日
シベリアカタアリ・女王とワーカーたち
細い丸太を組んだ柵の上で、シベリアカタアリ Dolichoderus sibiricus が一カ所に集まっているので近寄ってみると、女王らしき大きな個体を何匹ものワーカーがよってたかって押さえつけているところでした。ワーカーたちは女王の脚や頭に噛みついて、ほとんど攻撃しているようにも見えます。
同じような情景は以前にも見たことがあって、巣の引っ越しか何かの事情で女王を移動させようとしているのかとも想像しましたが、実のところ全く意味が理解できません。
2023年7月25日火曜日
公園で拾ったタマムシの翅
いつもの公園でヤマトタマムシの翅を拾いました。珍しいことではありませんが、個体数のわりには落ちた翅がよく見つかるのはやはり目立つからでしょうね。