木立の中を歩いていて、突然足元から飛び立ったのが一瞬クロコノマチョウかと思ったのですが、少し先の枯葉の上にとまったのに慎重に近づいてみるとちょっと大きめの蛾でした。調べてみるとオスグロトモエ Spirama retorta 、夏型の♀のようです。
2023年9月22日金曜日
2023年9月21日木曜日
タイワンヒゲナガアブラムシ
2年前の同じ時期にも出していましたが、きれいな体色が気に入っているタイワンヒゲナガアブラムシ Uroleucon formosanum です。アキノノゲシの葉を裏返すと出てきました。
2023年9月20日水曜日
カタシロゴマフカミキリ
いつもの公園にカタシロゴマフカミキリ Mesosa hirsuta がいるということも虫撮り仲間から教えてもらいました。それ以来何度か見ているので、長年通っているこの場所で過去に見ていないはずがありません。多分、ナガゴマフカミキリのちょっと色の薄い奴と思ってこれまで見過ごしていたようです。各種広葉樹の枯木や伐採木に集まるそうですが、写真の個体はアラカシの幹にいました。
2023年9月19日火曜日
ハダニアザミウマ?( ?Scolothrips takahashii)
この季節、サクラの葉で表が斑点状に白く変色したのを裏返してみると、たいてい犯人はナシグンバイかハダニです。そのハダニがいっぱい寄生した葉裏を眺めていると、黄色いアザミウマがいました。ハダニアザミウマ(Scolothrips takahashii)だと思います。和名で検索すると農業・園芸関係のサイトでハダニの天敵として取り上げた記事がたくさん出てきました。画像を見比べてもこの種で間違いないと思いますが、酷似種がいないとも限らないので、いつものように「?」つきのタイトルとしておきます。
残念ながら捕食の場面は見られず、また幼虫も見つかりませんでした。体長は約1.3mmです。
2023年9月17日日曜日
ウチワヤンマ
トンボやチョウはどうも面倒くさくて滅多に撮らないんですが、今回はウチワヤンマ Sinictinogomphus clavatus です。別に追いかけていたわけでもないんですが、こちらが歩く前をハンミョウみたいに、近づくと飛んで少し先の手すりにとまり、そこまで歩いていくとまた飛んで、ということを何度か繰り返した後、最後にとまった照明器具の金枠が気に入ったのか今度は近寄っても逃げないので、折角なので撮らせてもらいました。たまには大きな虫もいいですね。
2023年9月15日金曜日
巣(?)に隠れるキボシカミキリ
最近は歳のせいか虫探しも他力本願になりつつあって、この日もいつもの虫仲間が「キボシカミキリが桑の葉の間に隠れている」というので現場まで案内してもらいました。
行ってみると、クワの葉の間から白黒だんだらの触角が覗いていました。葉には噛み切られた形跡があります。2023年9月14日木曜日
トゲナナフシ
この公園にもトゲナナフシ Neohirasea japonica がいることは分かっていましたが、ここ数年は道に落ちた死骸しか見ていませんでした。ところがこの夏はこれが3度目。ただしはじめの2度は虫仲間が見つけてくれたものだったので、自力で見つけたのはこれが最初、実に久しぶりの発見なのでした。
薄暗い林の中で、アラカシの幹の周りに生えたひこばえの低い枯れ枝につかまっていました。体長75mmくらいの大型の個体です。試しにちょっとつついてみても全く動きません。もともと逃げ足の速い虫ではないので、敵が迫っても完成度の高い擬態に頼りひたすら枯れ枝になりきってやり過ごす、という戦略なんでしょうね。