虫仲間数人といつもの公園を散策していて見つけたトラフシジミ Rapala arata です。見覚えはあるのですが名前は思い出せず、虫仲間に教えてもらいました。長年こんなブログをやっていてもチョウやトンボには普段からどうもあまり関心がわかず、目の前にいれば一応は撮るという程度で、どこにでもいるような普通種でも図鑑を見なければ名前も分からないというのもいつものことです。この場所で見ることは少ないということなので、皆さんと同じように撮らせてもらいました。一応過去の記事を調べてみると、14年前のちょうどこの時期に、当時の仕事場の近くで撮ったものを出していました。
2024年4月11日木曜日
2024年4月6日土曜日
ヤナギハムシ
虫撮り仲間が、河川敷のヤナギにヤナギハムシ Chrysomela vigintipunctata が来ているというので現場に案内してもらいました。手元の図鑑などでは普通種とされてますが、このあたりの平地ではこれまで見たことのない種です。ハムシが来ているヤナギはまだ幹の細い若い木とすぐ近くのさらに小さな幼木で、新葉が開き始めた枝のところどころに、多くは雌雄のペアでとまっていました。多くの同類のように枝に触れただけでポロリと落ちるということがないのはいいのですが、枝は細くて揺れるし足場も悪いしで、あまり満足なカットは撮れませんでした。
2024年4月5日金曜日
サワグルミミツアブラムシ
河川敷に生えたサワグルミの新葉に、きれいな緑色のアブラムシが群がっていました。
この木でアブラムシを撮影したのは多分はじめてだと思いますが、外見はアベマキなどでよく見かけるクヌギミツアブラムシ Kurisakia querciphila によく似ています。調べてみればやはり、同属のサワグルミミツアブラムシ K. onigurumiでした。種小名が onigurumi となっているようにサワグルミをはじめオニグルミ、ノグルミなどのクルミ類につく種だそうです。
2024年3月29日金曜日
カシトガリキジラミ幼虫に寄生していたトビコバチ
カシトガリキジラミについてはつい先日も羽化の様子を掲載したばかりですが、羽化を控えた幼虫を探していると時々、何者かに寄生されてマミー化し、茶色く変色したものが見つかります。
アラカシの葉の裏ですが、上の茶色いのが寄生されたもの、下は正常な幼虫です。2024年3月21日木曜日
アカモンナミシャク
緑の地に赤い斑紋の見えるきれいな蛾で、アカモンナミシャク Trichopterigia costipunctaria だと思います。モチノキの幹の低いところにとまっていました。早春にだけ成虫が現れる種だそうで、ネット上で見られる画像も日付のあるものはほとんどが2月下旬から4月上旬までの撮影です。食樹はシラカシとされています。
前翅長約17mm。斑紋の赤い色が現れない個体もあるようです。2024年3月20日水曜日
ナナホシテントウが羽化していました。
3月とは思えぬ寒い日でしたが、南向きの石垣でナナホシテントウが羽化していました。昨年の記事とほぼ同じ場所です。
2024年3月18日月曜日
クロヒバリモドキ 成虫と幼虫
南に面した石垣のたもとを歩いていると、足元の枯草の中からたくさんのコモリグモが逃げ出してきて、石の面を上っていきます。それに混じって、このクロヒバリモドキ Trigonidium cicindeloides の成虫や幼虫の姿もありました。
実は2、3年前までこの虫の名前も、この公園にいることも知らなかったのですが、直翅目大好きの虫仲間から教えられて初めて存在を知ったという次第です。♂が鳴かないコオロギの仲間で、同じく鳴かない、よく似た同属のキアシヒバリモドキ T. japonicumとは前・中脚の脛節が黒くなることで区別できるようです。