2024年5月7日火曜日

アベマキの葉に産卵するタマバチの一種

 アベマキの新葉の裏に産卵していましたタマバチです。胸部側面や顔面のオレンジ色が特徴的ですが、同種と思われるものは以前のブログに2度(こちらの最後の写真と、こちら)、やはり同じ季節にアベマキで産卵していたものを掲載しています。アベマキの葉にはこの公園で見られるだけでも何種類もの虫こぶができますが、それらのうちのどれがこのタマバチによって作られるのかは分かりません。この日見たのは1匹だけでしたが、同じ葉の裏で何度も刺点を変えながら産卵を続けていました。








(2024.04.26・明石公園)


2024年5月6日月曜日

アシマダラアカサシガメ

 モチノキの幹に絡んだキヅタの葉の陰に何か赤いものが見えたので、そっと葉を持ち上げてみると久しぶりのアシマダラアカサシガメ Haematoloecha rubescens でした。もともと地上性のカメムシなので、こんなふうに木に上ってきたような時でないと目にする機会は少ないのですが、それも以前に比べるとめっきり減ってきたようです。しばらくじっとしていてくれたのですが、顔のアップを撮ろうとすると歩きだしてしまいました。体長約13mmです。




(2024.04.26・明石公園)


2024年5月5日日曜日

キシタバ幼虫

 ムクノキの新梢についていたイモムシです。名前も分からず撮影しましたが、調べてみるとキシタバ Catocala patala の幼虫でした。主にフジなどのマメ科植物を食草としているようなので、ムクノキにいたのはちょっと不思議ですが、ひょっとしたらどこかにフジ蔓でも絡んでいたのかも知れません。この個体は体長約45mmですが、終齢では60mmくらいになるそうです。頭部のシマウマ柄が印象的です。





(2024.04.26・明石公園)

2024年5月4日土曜日

サメハダツブノミハムシの雌雄

 アカメガシワの花外蜜腺はさまざまな虫を集めますが、この植物を食草とするサメハダツブノミハムシ Aphthona strigosa は蜜腺には関心が無いようで、せっせと葉を齧って穴だらけにしています。このあたりでは最普通種で3年前にも出していますが、ちょうど交尾中のペアがいたので撮っておきました。




撮影のために葉をつまんだので動きを止めていましたが、しばらくすると再び♀が食事をはじめました。

(2024.04.26・明石公園)


2024年5月2日木曜日

エゾホソルリミズアブ♀

 この日、何匹も見かけたきれいなミズアブです。なかなか近づけないのをどうにか1匹だけ撮影できました。調べてみるとエゾホソルリミズアブ Actina jezoensis の♀のようです。以前のブログに一度、やはりこの季節に撮ったものを出していますが、それ以来12年ぶりの登場となりました。



(2024.04.23・明石公園)

アカメガシワの花外蜜腺に集まるアミメアリ

 アカメガシワの新葉の上で、花外蜜腺に集まっていたアミメアリです。よく見る光景ですが、調べてみると3年前にも同じものを出していました。この花外蜜腺にはいろいろな昆虫がやってきますが、アリには特に(こちらのように)好まれているようです。







(2024.04.20・明石公園)



2024年4月30日火曜日

カイガラムシを食うハレヤヒメテントウ

 昨日の記事と同じモチノキの幹で、ハレヤヒメテントウ Pseudoscymnus hareja がカイガラムシを食べていました。カイガラムシの種は分かりませんが、この小さなテントウムシは茶の重要害虫であるクワシロカイガラムシの有力な天敵として知られ、防除への利用が期待されているそうです。



(2024.04.16・明石公園)