アラカシの幹を歩いていたキンイロエビグモ Philodromus auricomus です。同属のキハダエビグモ P. spinitarsis と同様いつもの公園でもごく普通のクモですが、ほとんど樹幹で暮らしているキハダと違ってこちらは草の葉の上などを徘徊していることも多いようです。足が長いので大きく見えますが、体長は7mmちょっとです。
2024年5月29日水曜日
2024年5月28日火曜日
クロウリハムシの雌雄
ギシギシの葉の葉の上で、クロウリハムシ Aulacophora nigripennis が交尾していました。すぐ近くのに生えているカラスウリに集まってきて相手を見つけたのでしょう。あまりに普通種なので普段はわざわざカメラを向けることもないのですが、ちょうど良い場所にとまっていて、黒と黄色のコントラストもきれいなので久しぶりにじっくり撮影しました。
2024年5月27日月曜日
ツツジコブハムシの産卵
イモムシの糞に似たハムシがツツジの葉の先にとまっていたので、逃げるなよと念じながら葉をつまんで持ち上げてみると、ちょうど産んだばかりの卵に自分の糞を塗り付けている最中でした。ツツジコブハムシ Chlamisus laticollis だと思います。同属のムシクソハムシ C. spilotus に酷似していますが、ツツジで産卵していたので間違いないでしょう。
すでに卵は半分くらいまで覆われていて、それを左右の後脚で器用に操りながら糞をつけ足していくのですが、このあたりの手順は以前にムシクソハムシで見たのと全く同じです。撮影のためにずっと葉をつまんでいるので振動も伝わり、それを警戒してか時々中断も入りましたが、どうにか最後まで仕事をやり終えてくれました。卵から孵った幼虫は糞ケースの片方に穴をあけて顔を出し、成長につれて自分の糞をつけ足して建て増ししながらこの家を背負って歩くことになります(その仕事に都合の良いように、幼虫の体はこちらのような特異な形をしています)。そして最後にやはりこの糞ケースの中で蛹になり、羽化した成虫はこの糞の家の天辺を(こちらのように)噛み破って出て行くのだろうと思います。
2024年5月25日土曜日
チュウゴクアミガサハゴロモの幼虫たち
ここ2年ほどの間にいつもの公園でも急速に数を増やしてきたアミガサハゴロモに似た外来種 Pochazia shantungensis は、チュウゴクアミガサハゴロモという和名が付けられたようです。今年はさらに増えそうな気配で、公園内いたるところ、さまざまな植物で白い綿毛のような蠟物質を纏った幼虫を見かけるようになりました。写真はクワの枝に群がっていた若齢幼虫です。
2024年5月24日金曜日
アリを捕らえたアオオビハエトリ
このブログでも何度も登場しているアオオビハエトリ Siler vittatus ですが、お得意の万歳ポーズを見せてくれると撮らずにはいられません。イタドリの葉の上でアリを捕えていました。
2024年5月23日木曜日
獲物を捕らえたアリグモ♂
クスノキの葉の上で、巨大な挟角を持つアリグモの♂が獲物を捕らえていました。なかなか格好の良い被写体なんですが、葉の上で忙しく向きを変えるのでなかなかシャッターチャンスをつかめません。獲物はキジラミのようです。狩りの際にはこの挟角をカマキリの前足みたいに延ばすんだろうと思いますが、そんな場面はまだ見たことがありません。
2024年5月22日水曜日
ヤハズハエトリ♀成体
河川敷の枯れ茎の上でヤハズハエトリ Marpissa elongata の♀が獲物を捕らえていました。以前出したものに比べると頭胸部は同じくらいですが腹部ははるかにが大きく、体長も10mmほどあります。やはり前回は亜成体だったんでしょう。獲物はよく確認できませんが、クモのようです。この河川敷では♀ばかり何度か見ていますが、♂にはまだ出会えません。