2020年3月11日水曜日

ドウシグモ♀

ムクノキの樹皮下で越冬していたドウシグモ Asceua japonicaです。
以前のブログで何度も出しているのですが、ネタがないのでまた出します。

表面に木屑をくっつけた袋状の巣に納まっています。

ちょっとつついて出てきてもらいました。

ドウシグモは、こちらのように樹上性のアリを専門に狩る捕食者だそうです。

(2020.02.19・明石公園)



2020年3月10日火曜日

ギロディニウム属の一種(Gyrodinium sp.)

これはギロディニウム Gyrodinium 属の一種で、鎧板を持たない渦鞭毛藻の仲間です。縦鞭毛と横鞭毛を持っていて、下の写真では鞭毛の存在がほとんど分かりませんが、最後の動画でその動きが見られます。

この画面で言うと下に向かって進んでいます。

こちらが細胞の後端部で、動画ではこのあたりから縦鞭毛が伸びているのが分かります。また横溝もこの後端部から始まり、細胞を斜めにぐるりと取り巻いています。

こちらが前端部。

中央部に楕円形に見えるのが核でしょう。


(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)


2020年3月9日月曜日

ヒレルクチブトゾウムシ

先日そらさんのところにも登場していましたが、冬場の樹皮下の常連、ヒレルクチブトゾウムシです。


種名で検索してみると、5年前の自分の記事が出てきました。場所も同じ、撮り方もほとんど変わらず、進歩が無くて嫌になります。

(2020.02.19・明石公園)


2020年3月8日日曜日

海産のドロワムシ属の一種(Synchaeta sp.)

淡水では非常に繁栄しているワムシ類ですが、海産の種は少なく、いつもの海岸でネットを曳いてもたまにこのドロワムシ属の一種(Synchaeta sp.)が見つかるくらいです。
ただ同じ Synchaeta でも淡水産の種は和名に「ドロワムシ」が含まれているのに海産種ではそれが「フサワムシ」に変わっています。

脚の部分のきれいな緑色が目立ちますが、これは構造色のようで、下のように明視野照明では赤っぽく見えます。

脚の先端には一対の小さな趾が付いています。

頭部に黒っぽく見える点が眼ですが、実際には赤色です。



(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)



2020年3月6日金曜日

巻貝のベリジャー幼生

先日の二枚貝に続いて、巻貝のベリジャー幼生です。






巻貝のベリジャー幼生は以前のブログにも何度か出しています。

(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)



2020年3月4日水曜日

二枚貝のベリジャー幼生

ネットで濾した海水をシャーレに入れて実体顕微鏡で眺めると巻貝や二枚貝のベリジャー幼生 veliger larva が泳いでいるのがよく見つかります。面盤を円形や8の字型に拡げ周囲の繊毛を運動させて泳ぐ様はそのまま眺めている分にはとても美しいのですが、それをスライドガラスに取って生物顕微鏡で撮影しようとすると動きが速すぎて追いきれなかったり、反対にすぐに動きを止めて殻の中に引っ込んでしまったりとなかなか難しいものです。今回も何度か失敗した後でようやく協力的な個体にめぐり合いました。






(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)