アベマキの葉の裏で、ポツンと1匹だけのアブラムシに数匹のキイロシリアゲアリ Crematogaster osakensis が集まっていました。アブラムシはおそらくクヌギトゲマダラアブラムシ Tuberculatus capitatus の幼虫で、以前のブログの記事と同じ組み合わせです。アブラムシが排出する甘露をアリが受けとる瞬間を撮りたくて、しばらく粘ってみました。
甘露の球が現れるタイミングは、直前にアブラムシが少しお尻を持ち上げるので分かりやすいのですが、アリがすかさず吸い取ってしまうのでシャッターが遅れたり、ピントが外れたり、他のアリが邪魔をしたりと、なかなか思い通りには撮れませんでした。
2025年10月28日火曜日
甘露をもらうキイロシリアゲアリ
2025年10月27日月曜日
チョウセンハナボタルの雌雄
サクラなどの葉裏を見上げて歩いていると時々見つかる甲虫で、以前のブログでは疑問符付きでチョウセンハナボタル Plateros koreanus としましたが、多分これで合っていると思います。交尾中のペアで、ポロリと落ちるかな、と思いながら葉をつまんで引き下ろすと、意外にじっとしていてくれました。体長は♂が約5mm、♀が約5.8mmくらいですが、触角は節数は同じですが♂の方がやや細くて長いようです。
2025年10月25日土曜日
ルリシジミの幼虫
このところまた更新を怠けていて、2週間以上前に撮ったものを今頃出しています。先日のウラギンシジミの幼虫の時と同じ虫仲間に、今度はルリシジミの幼虫の居場所を教えてもらいました。
2025年10月21日火曜日
オオスカシバの幼虫たち
クチナシにオオスカシバの幼虫が沢山集まっている、との情報をいつもの虫仲間からいただいて、早速見に行きました。なるほど、お尻から角を生やした大小のイモムシがせっせと葉を齧っています。大きいものでは体長60mmを超えていて、おそらく終齢でしょう。一番小さいのが20mmくらいでしたが、見つけられなかっただけでもっと小さいのもいたかも知れません。オオスカシバの幼虫には褐色型も出現するそうですが、私の穴だらけの記憶ではこれまで見た覚えがありません。この日もすべて緑色型でした。
20mmくらいの若齢幼虫。体のわりに尾角は立派です。2025年10月19日日曜日
黄色いカタビロコバチ
アカメガシワの葉裏に小さなハチが見えたので、飛ばれるのを覚悟でそっと引き寄せてみましたが、意外におとなしく撮らせてくれました。カタビロコバチ科の一種ですが、全身ほぼ黄色一色で、初めて見る種だと思います。
黄色と言えばキイロカタビロコバチ Sycophila variegata という種があって個体数も多いのですが、明らかにそれとは別種です。またこちらに出した種に色や体形が似ていますが、やはりいくつかの点で一致しません。体長は約3.6mmです。撮影を始めるとフラッシュが刺激を与えるせいか、脚で翅をしごいたりする化粧行動を始めました。
2025年10月16日木曜日
イチモンジセセリ・求愛行動?
2匹のイチモンジセセリが追いかけっこをしていました。
片方が葉にとまるともう片方も同じ葉に飛んできて、するとはじめの1匹は即座に近くの別の葉に飛び移り、2匹目が後を追う、ということを繰り返しています。そのうちそれにも飽きたのか、逃げ回っていた♀(多分)が動きを止め、そのすぐ後ろに♂(多分)が頭を♀の翅にくっつけるようにしてとまりました。♂は一瞬翅をはばたかせて♀に突進するような動作を何度も繰り返しますが、♀の反応はありません。結局♀にその気がなかったのか、やがて2匹ともどこかへ飛んでいってしまいました。
2025年10月14日火曜日
ウラギンシジミの幼虫
1か月近くの前の撮影ですが、クズの花についていたウラギンシジミの幼虫です。これも、いつもの虫仲間が見つけたものを撮らせてもらいました。色合いが見事にクズの花に同化していて、こんな場所にこんなものがいると分かった上で探すのでなければちょっと見つけられそうにありません。体長は約20mmで、終齢だと思います。
ピンボケで写っているアリはシベリアカタアリです。





































