先日、蟻牧亀虫というブログのこちらの記事を見てアレ、と思い、調べてみると、当ブログでも何度も登場しているナシミドリオオアブラムシ Nippolachnus piri の分類が再検討されて、おなじみのシャリンバイにつく種はアズキナシオオアブラムシ N. micromeli に変わっていました。2018年の論文ですから7年も前のことです。種名が変わったと言っても新種として記載されたわけではなく、もともとアズキナシから得られた標本を N. micromeli として100年も前に記載していたのが後に N. piri のシノニムとして統合され、それが最近の研究によって再び N. micromeli として独立したということのようです。
長年同一種とされていたくらいですから生態写真などで区別できるはずもないと思いますが、寄主植物ははっきりと分かれていて、N. piri(ナシミドリオオアブラムシ)はナシとビワ、N. micromeli(アズキナシオオアブラムシ)はアズキナシ、ナナカマド、シャリンバイにつくということなので、そこから判断しても間違いはないでしょう。つまり以前のココログ時代も含めて当ブログに登場したナシミドリオオアブラムシはどれもシャリンバイに寄生していたものなので、すべてアズキナシオオアブラムシに訂正しなければならないことになります。
以上のように前置きをしておいて、ようやく今回の本題です。