2020年11月22日日曜日

ヒラタアブ幼虫に産卵するヒラタアブトビコバチ

 ヤブガラシの葉の裏で、ヒラタアブの一種の幼虫に産卵しているトビコバチがいました。以前のブログでも一度紹介したヒラタアブトビコバチ Syrphophagus nigrocyaneus だと思います。


前回見たのと同様に、片方の後脚を持ち上げてその下から産卵管を伸ばしています。

ヒラタアブ幼虫の後端部に移動して再び産卵管を突き刺しますが、刺される方は全く動きません。

産卵姿勢はやはり同じで、産卵管以外、ホストの体には触れていません。余計な刺激を与えるのを避ける為ではないかと推測していますが、真相は如何に。



ヒラタアブの種名は分かりませんが、幼虫の体長は約4.5mm、ハチは1.7mm。刺点を変えながら何度も産卵を繰り返しているようでした。
以前、ヒラタアブの蛹に産卵するのを見たヒラタアブコガネコバチ Pachyneuron groenlandicum は、このヒラタアブトビコバチに2次寄生するそうです。

(2020.11.16・明石公園)

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