2022年3月17日木曜日

ヒメウメマツアリ?とヤドリウメマツアリ

 朽木の樹皮を剥がすと現れたアリのコロニーです。撮影時には以前のブログでも掲載したウメマツアリ Vollenhovia emeryi だと思っていたのですが、帰宅して調べると働きアリとともに写っている体色の薄い有翅の雌アリはウメマツアリに社会寄生するヤドリウメマツアリ( Vollenhovia nipponica )の女王らしいことがわかりました。また従来ウメマツアリとされていたものは、現在ではウメマツアリとヒメウメマツアリ Vollenhovia sp. の2種に分けられたようで、ヤドリウメマツアリが寄生するのは後者の巣とされています。とするとこの巣の主もウメマツではなくヒメウメマツということになりますが、後者の女王が短翅ということ以外に2種を見分ける形態的な特徴の情報が乏しく、写っている女王はすでに翅を落としているので判別できません。また雄アリについては、前回の記事のを見ると周囲の働きアリに比べてやや大きく、また頭部胸部ともに黒色なのに対して下の写真ではやや小型で、胸部が赤みを帯びていることから、有翅の女王と同じくこれもヤドリウメマツアリではないかと考えています。不明な点が多いのですが、とりあえず表記のタイトルで出しておきます。

中央上がヒメウメマツアリ?の女王。右端の♂は多分ヤドリウメマツアリ。


上2枚はヤドリウメマツアリの女王。ホストの働きアリとほぼ同じ大きさです。ヤドリウメマツアリは女王と雄アリだけで、働きアリは存在しないそうです。


これらの雄アリは、前回の記事のものより小型で、また胸部が赤みを帯びていることから、kこれもやはり寄生者のヤドリウメマツアリではないかと思います。



ヒメウメマツアリ?の働きアリ。慌てて運び出している幼虫はどちらの女王が産んだものでしょうか。

1枚目にも写っている、ヒメウメマツアリ?の女王です。

たくさんダニがついているのは、働きアリに比べて運動量が少ないせいでしょうか。

(2022.03.09・学が丘北公園)

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